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講談社文庫
異人伝―中島らものやり口

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062757621
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

寝言は寝てから言え! 生き続ける魂の言葉

52歳は「失っていく」年。けれど逆に一種のすがすがしさがある。2004年7月に52歳で亡くなった著者が、死の直前に人生をふり返り、酒とクスリ、社会と家族、娯楽作家の業、そして自らの「死」と「生きること」を直感的に語る。死ぬのも怖くない。貧乏も怖くない。ただ愛が怖い。中島らも最後のメッセージ。

中島 らも[ナカジマ ラモ]
著・文・その他

内容説明

52歳は「失っていく」年。けれど逆に一種のすがすがしさがある。2004年7月に52歳で亡くなった著者が、死の直前に人生をふり返り、酒とクスリ、社会と家族、娯楽作家の業、そして自らの「死」と「生きること」を直感的に語る。死ぬのも怖くない。貧乏も怖くない。ただ愛が怖い。中島らも最後のメッセージ。

目次

第1章 おれは天才だった(家には「プール」があった;十歳で性の目覚め ほか)
第2章 酒とクスリとフーテンと(酒屋のおじさんからアル中ビビビ!;酒修行 ほか)
第3章 社会と家族(嫁はんとの出逢い;学生結婚~就職 ほか)
第4章 娯楽作家の業(朝起きたら、小説ができてる;『酒気帯び車椅子』 ほか)
第5章 らもの現実、そして未来(里親になった;世の中は不可解だらけ ほか)

著者等紹介

中島らも[ナカジマラモ]
1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。’92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞、’94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞を受賞。2004年7月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

84
2007/6/17阪神百貨店LIBROにて購入。2016/11/4〜11/8中島らもさんのエッセイ集。9年も積んでしまったなぁ。しかし、ぶっ飛んだ人ではあったけど、地頭のいい人だったのはよく分かる。巻末の年表が便利。亡くなって12年か、新聞記事を見て驚いたのを思い出した。生きていたら今どんな感じだったんだろうな。2016/11/08

kinkin

72
彼が亡くなって13年。この本に出てくる様々な出来事や彼の語ったことはすでに他の著書でも紹介されていることも多かった。酒とクスリ、家族のこと、知人のこと、生きること、死について他がまとめられているので中島らもという人を知るにはいい本だと思う。伊集院静氏との対談や略年譜も収められている。2017/03/05

ばんだねいっぺい

33
 IQ185をクスリで調整って(笑)らもさんだからこそ、笑ったり許したりできる破天荒な生き様。それでも久々に触れるとハチャメチャだなぁとしみじみ思わされる。亡くなってしまったんだよなぁといつまでも思ってしまう。2019/06/23

hope

31
拝啓 中島らも様 師走の候、いかがお過ごしですか。お酒は控えてますか? 本年も大変お世話になりました。この間読んだ『酒気帯び車椅子』のバイオレンスシーンは、相当書きたくなかったんですね。そうだろうと思ってました。優しいらもさんらしくなかったもの。だからといって「夢枕獏さんに書いてもらいたい」って(笑)怒られますよ(笑) らもさんは四回も死にかけてたんですね。僕はまだ二回です。まだ大丈夫ですね。→→2019/12/26

黒猫

28
中島らもさんのまさに自伝です。死の直前に語られた人生。らもさん悟りを開いた感じ(笑)中島らもさんの本音。貴重な遺書?ともいえる作品です。灘中高の時代文学を読み耽った日々から悪い遊び、何より色んな人と知りあい付き合ったから次々と面白い作品が書けたのだろうか。笑いがあるなかで深い。禅寺で布袋様に関する禅僧とのやり取りが面白い。「今ある自分は必然の集積なわけ。」って言葉が読者を救ってくれる。周りから35歳で死ぬと言われたらもさん。52歳まで生きたのは長生きだったのか。伊集院静さんとの対談も貴重。再読決定。2018/02/27

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