講談社文庫<br> 源氏物語〈巻4〉

個数:
電子版価格
¥792
  • 電子版あり

講談社文庫
源氏物語〈巻4〉

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月26日 21時26分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062757010
  • NDC分類 913.369
  • Cコード C0193

出版社内容情報

源氏物語千年紀
美しい現代語ですらすら読める 華麗なる王朝絵巻
哀歓を秘めて女君たちが咲き競う第四巻

最愛の女性・藤壺の尼宮が崩御。冷泉(れいぜい)帝もついにその出生の秘密を知ってしまう。正室にと噂された朝顔の君には拒まれ、夕顔の忘れ形見・玉鬘(たまかずら)を発見するが……。広大な六条の院に愛する女君たちを住まわせ、太政大臣となった源氏は栄耀栄華の限りを尽くす。

内容説明

最後の女性・藤壷の尼宮が崩御。冷泉帝もついにその出生の秘密を知ってしまう。正室にと噂された朝顔の君には拒まれ、夕顔の忘れ形見・玉鬘を発見するが…。広大な六条の院に愛する女君たちを住まわせ、太政大臣となった源氏は栄耀栄華の限りを尽くす。

目次

薄雲
朝顔
乙女
玉鬘
初音
胡蝶

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島市に生まれる。東京女子大学卒業。’57年、「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞を受賞。’63年、「夏の終り」で女流文学賞を受賞。’73年、中尊寺で得度受戒。法名・寂聴。’74年、京都・嵯峨野に寂庵を結ぶ。’87年より2005年まで、岩手県天台寺住職。’92年、「花に問え」で谷崎潤一郎賞を受賞。’96年、「白道」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。同年、「源氏物語」現代語訳(全10巻)刊行開始。’97年、文化功労者に選ばれる。2001年、「場所」で野間文芸賞を受賞。’06年、イタリアの国際ノニーノ賞を受賞。同年、文化勲章を受章。’07年には、徳島県県民栄誉賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

73
薄雲から蝴蝶までになります。夕霧の登場により、単なる恋愛物語の色彩は薄れてきたように思えます。男女関係が前面に出やすい物語でしたが、権力争いなどの政治的側面も見えました。光源氏の年齢もあるからかもしれません。太政大臣となった光源氏の栄華が見え始めました。2019/03/28

たーぼー

45
藤壺は死を前にしても取り乱さない姿が凛として格好いいのだけど、そのフィクサーぶりや達観めいたところは、この物語の中では異質というか近寄りがたい存在に私は感じた。紫の上好きとしては彼女の嫉妬と母性とエロスを見た巻であり、こちらの理想が一致したり、外されたり意外性のある行動も取るから楽しいのである。源氏は太政大臣に昇進するものの政治の実権は内大臣に譲り、自らは「六条の院」なる一大ハーレムの造営に奔走。なんとも豪勢で優雅な男だが、太政大臣ともあろう御方がこれで良いのだろうか(笑)そして玉鬘登場。新たな波乱の予感2015/11/18

ちゃいろ子

39
薄雲は悲しくもあり、陰謀渦巻く恐ろしいお話でもあり。恋多き男でありつつもちゃーんと自身の身の振り方、政治的な事にも頭がまわっていて、明石の君が生んだ可愛い娘の将来の使い道にも頭がまわる。雅やかな世界の中に潜む権謀術に震える。現代の感覚で読んではいけないと知りつつも、大切な子どもから離される生みの親と、恋敵の子どもを育てなさいと言われる正妻(ではないけど)、、想像するだけで苦しくなる。また一方では藤壺と源氏が必死に隠し守ってきた出生の秘密が冷泉帝に知られてしまったり。怖いよ怖いよ源氏物語、、、紫式部、、2024/03/10

瑪瑙(サードニックス)

25
今まで読んできた中でこの巻が一番興味深く読めた。光源氏の傲慢さや紫の上の気持ちを思いやることの出来ない所や女癖の悪さは相変わらず。ただ、どの女性たちにも生活に困らないように気配りが出来るのは、男の責任の取り方と言えなくもない。そして都と地方の格差やそれをバカにする感じがなんとなくしんどい。身分差別が甚だしい。そういう時代だったのだろう。やがて武士が台頭してくるまでは、自分たち貴族の優雅な生活が一番と思っていたのだろう。2024/11/29

しんすけ

19
薄雲から胡蝶まで六帖を所収。薄雲、乙女、玉鬘の三帖のみに言及する。 まず薄雲。涙が流れてならない帖だ。光は明石に産ませた女の子を、引き取り紫に養育させる。明石は血を分けた娘を奪われ、紫は夫が愛人に産ませた子を育てるわけだ。なんとも理不尽ではある。母親も一緒に来るものと思っている女の子は車の中から「お母ちゃまもお乗りなちゃい」と明石の袖を引っ張る。悲しさに明石は詩う。「末遠き双葉の松に引き別れ いつか小高きかげをみるべき」 寂聴も「娘の将来よりも自分の地位や権力の安定を望んでいる男の野心と利己心」と言及。2022/01/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/534395
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品