講談社文庫<br> 身も心も―伊集院大介のアドリブ

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講談社文庫
身も心も―伊集院大介のアドリブ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062756716
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

伊集院大介のもとに天才ジャズ・サックス奏者矢代俊一が訪れた。「ボディ&ソウルを演奏するな」―ライブのたびに曲目指定の脅迫状が送られてくるという。仲間のピアニストや大切なサックスまで狙われ、ついに最初の犠牲者が!?手がかりのつかめない大介が見つめる中、俊一は禁じられた曲を吹き始める…。

著者等紹介

栗本薫[クリモトカオル]
東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。1977年、中島梓として『文学の輪郭』で群像新人賞受賞、文芸評論家としてデビュー。翌年、「栗本薫」クン登場の『ぼくらの時代』で第24回江戸川乱歩賞、1981年『絃の聖域』で第2回吉川英治文学新人賞受賞。以降、ミステリー、SF、時代、伝奇小説、ミュージカル脚本、演出など幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くたくた

41
栗本薫後期の作品にしては、きちんと「読める」作品に仕上がっているのは、おそらく伊集院大介シリーズのスタイルがすでに確立していたからだろう。伊集院大介本とは言え、大部分は矢代俊一をひたすら語っている。この厚さの本なのに、大した事件は起こらない。肝心の謎解きも俊一が「分かった!」だし。「朝日のあたる家」を何とか書き終え、薫サンがやおいキャラに変貌したお気に入りの矢代俊一を前面に押し出し、「お乗り換え」を図った一作だとみる。しかしそのダシにつかわれた伊集院大介のファンは、ちょっと収まらないんじゃないかな?2022/08/14

ako

17
ジャズ一色の作品。サックス奏者・矢代俊一のキャラが印象的。彼の演奏や性格、周りの人間関係などが丁寧に描かれている。ライブは熱気、興奮だけでなく匂いまで伝わってくるかのようで一気に引き込まれた。脅迫状の暗号は専門知識が必要なので全くわかりませんでしたが差出人は早いうちから検討が付きやすい。事件より矢代という人物、彼が奏でる音に興味がわいた。2017/09/12

ソラ

7
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 伊集院大介のもとに天才ジャズ・サックス奏者矢代俊一が訪れた。「ボディ&ソウルを演奏するな」―ライブのたびに曲目指定の脅迫状が送られてくるという。仲間のピアニストや大切なサックスまで狙われ、ついに最初の犠牲者が!?手がかりのつかめない大介が見つめる中、俊一は禁じられた曲を吹き始める…。 2007/04/23

ソラ

6
内容(「BOOK」データベースより) 伊集院大介のもとに天才ジャズ・サックス奏者矢代俊一が訪れた。「ボディ&ソウルを演奏するな」―ライブのたびに曲目指定の脅迫状が送られてくるという。仲間のピアニストや大切なサックスまで狙われ、ついに最初の犠牲者が!?手がかりのつかめない大介が見つめる中、俊一は禁じられた曲を吹き始める…。 2009/06/10

kagetrasama-aoi(葵・橘)

4
伊集院大介シリーズの第二十一作目。”矢代俊一”をめぐって起こる脅迫がメインのお話。この矢代さんって栗本ワールドの別の世界の住人なんですね。それが作者さまのお遊び(いえ、これぞ栗本薫の真骨頂なんだ!と言えるのかも)設定で、伊集院大介の住む東京にクロスオーヴァー出演。私、矢代ワールドは未読なんですが、充分楽しかったです。そして、栗本氏がジャズが大好きだったことが犇々と感じられました。本当に多才なな方だったんですね。音楽に詳しくないので着いていけない部分があったのは残念でした(;_;)。2017/05/24

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