内容説明
町娘のおれんにとって、兄の起こした事件が激動のはじまりだった。兄の獄死後、練之介という男となって、如月流宗家七代目として生きなければならなくなったおれん。秘剣の奥義をめぐり起こった人々の争いに苦悩しながらも、如月流の業の深さを知り奥義を悟る。彼女は何を選択したか。
著者等紹介
多田容子[タダヨウコ]
1971年、香川県高松市生まれ。兵庫県尼崎市に育つ。京都大学経済学部在学中から時代小説を書き始め、大学2年の時、時代小説大賞に初応募、その後第7回から第9回まで連続して同賞最終候補に残る。第8回の最終候補作「双眼」を大幅に書きかえて、1999年、講談社より刊行し、作家デビュー。若手女流剣豪小説作家誕生と注目を浴びる。柳生新陰流二蓋笠会会員、同流兵法・小転中伝、居合道三段、手裏剣術も嗜む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 余生淡淡 - 歌集