内容説明
切腹を命じられた茶道の祖師のたたりか。利休の旧跡巡りをしていた大学生が、京都・太秦に作られた茶室で毒殺された。翌日には小道具係が死んでいるのが発見され、撮影現場は大混乱に陥ってしまう。金持ちの学生グループにテレビ・スタッフ…全員が動機を持つ難事件にキャサリンの鮮やかな推理が炸裂する。
著者等紹介
山村美紗[ヤマムラミサ]
1934年生まれ。京都府立大学文学部卒。テレビドラマ「特別機動捜査隊」の脚本を担当したのち、1974年『マラッカの海に消えた』で本格的に作家デビュー。トリックの女王と賞賛され、京都を舞台にした華やかなミステリーで若い女性の絶賛を得る。多くの人気シリーズを執筆、またその多くが映像化、舞台化されている。1996年9月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なつき
9
原作通りのドラマ化記念。アメリカの副大統領ご令嬢で会社社長、よく殺人事件に首ツッコんでるヒマがあるなというとんでも設定ですがそれがいい。利休のドラマ撮影の現場で、お茶をたてて飲んだ学生が死亡。東京から来た彼らと知り合っていたキャサリンと浜口は、入れられていた毒が誰を狙ったものなのか推理するが…。まず、撮影現場の小道具でお茶をたてるなよと被害者に言いたい(笑)周囲から結婚を反対されているものの、安定してラブラブな二人が楽しそうでなによりです。2015/09/09
にせものばかり
7
キャサリンシリーズ。殺人事件があっても相変わらずキャサリンと浜口はラブラブなようで・・・(笑)2014/02/28
まきまき
3
キャサリンシリーズ。利休の死を描いたドラマの撮影現場で発生した殺人事件。現場で知り合った大学生たちの恋愛模様や、芸能界のゴシップ、イチローとキャサリンのラブラブっぷりと、安定の山村美紗クオリティ。たまにはこういうのものんびりしていいよね〜。2015/08/05
シーラ
2
キャサリンシリーズ。あんまり深いこと考えないで読めるのがいい。2011/12/04