出版社内容情報
森 博嗣[モリ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
妃真加島で再び起きた殺人事件。その後、姿を消した四季を人は様々に噂した。現場に居合わせた西之園萌絵は、不在の四季の存在を、意識せずにはいられなかった…。犀川助教授が読み解いたメッセージに導かれ、二人は今一度、彼女との接触を試みる。四季の知られざる一面を鮮やかに描く、感動の第三弾。
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
1957年愛知県生まれ。工学博士。某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φは壊れたね』から始まるGシリーズがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
224
四季本体が登場せず、ほとんどS&Mシリーズ状態なのですが・・・・・(笑)。また、当方はS&Mシリーズの「封印再度」までしか読んでいないので、置いて行かれてしまった感がありました。四季シリーズは残すは「冬」のみなのですが、ここはいったんお休みし、積んでるままのS&Mシリーズを最後まで読み通してから再開することにします。2018/01/13
nobby
169
V⑩最後での衝撃から全ての始まりであるFに繋がった前作『夏』に続いて描かれる目線は何と犀川&萌絵再び!すなわちこれ完全にS&M⑪じゃないか!?(笑)そんでもって答え合わせ済みだからと、誰も彼も惜しむことなく登場させて絡ませるのが楽しくてたまらない!四季の存在感は依然として半端ないけど、実はほとんど登場しないのもまた斬新!その一方で、進行中や因縁深き恋愛模様はどれも何かせつない…愛に才能に、もう既に悟りの境地にいる若き美貌の淑女と成熟した彼女の語る言葉が印象的。それに比べて、男達皆の翻弄される様にまた笑う…2021/03/02
KAZOO
152
なんかロマンミステリーのようで読むのに疲れてしまいました。もう少し最初の頃の萌絵はここに出てくる感じではなかったようなのですが。ほかの面々も出てきてオールスター勢ぞろいといった感じです。登場人物の関係が明らかになるのはいいのですが、もう少し話の主題を決めてほしい気がしました。2016/07/25
chika
120
本作は、四季目線ではなく、四季に纏わる、2組のカップルのアナザーストーリーです。萌絵の葛藤、紅子、犀川の四季への思いの描写が秀逸です。萌絵が紅子に「お母様」と初めて勇気をだして呼んだ下り、シリーズファンとしては座布団10枚です。(๑˃̵ᴗ˂̵)2018/05/04
やなぎ
118
四季の登場は少ないものの、「すべてがFになる」の裏話とか、○○と○○の再会があちらこちらで実現したり、S&MシリーズとVシリーズの絶妙なリンクがここでようやく結実する。あの人はあの人のあれで…、という答え合わせをしてくれる1冊。エンターテインメントとして楽しめる1冊。75点。すぐさま「冬」に突入。他のシリーズには手を出さないつもりでいるから、次の1冊で終わってしまうと思うと寂しいな。2014/06/01
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