内容説明
声高の改革が、まやかしであることが露わになりながら、動かない政局。新旧を問わず、粉飾と偽装と隠蔽にまみれた企業と、その経営トップの無責任体質。表層に目を奪われ、冷静な批判力を発揮できないメディア…。混迷が深まり、国際的な危機も近づく日本に警鐘を鳴らす最新時評集。
目次
毒言毒語(「信じる」教育より「疑う」教育を;二大政党制の弊害;「だまされる」ことの責任;何のための合併なのか ほか)
政経外科(わが学兄が説く『子どもの社会力』;公共事業がゼネコンを肥大させ、肥えたゼネコンが公共事業を…;桜にまつわる想い出の手紙―花びらに埋もれ酔うくそジジイへ;愛妻の死に接した城山三郎さんの胸中を思う ほか)
著者等紹介
佐高信[サタカマコト]
1945年山形県酒田市生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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