内容説明
十年連れ添った恋女房が交通事故で死んだ。悲嘆にくれる男のもとに、四十九日の法要の晩、妻が幽霊になって帰ってきた。生前と変わらず家事をしてくれる「恋ゆうれい」との奇妙な同居生活が始まる。彼女は恨みはないと言うが…。危うい怖さのなかにある、せつない想い、涙、そして愛。
著者等紹介
司城志朗[ツカサキシロウ]
1950年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒業。放送作家を経て小説家となる。’83年、『暗闇にノーサイド』(矢作俊彦との共著)で第10回角川小説賞を受賞。’94年、『ひとつぶの砂で砂漠を語れ』で第3回開高健賞奨励賞を受賞。’98年『ゲノム・ハザード』で第15回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさきち
29
信人と死に別れた女房・可南子との人情ものと思い読み始めたが徐々にホラーの要素が強くなり最後は息つく暇もない展開となりましたが、全編通して男女の間に交わされる愛情の温かさ、重要性を再認識させられました。それにしても信人のだらしなさにはほとほと呆れ、反面可南子との関係には羨ましさを感じました。2015/04/14
水玉もぐら
2
面白かった・・前半は。。後半はちょっとなぁ~( *-*)。。強引な感じがします。これってホラーですかね?信人は勝手な人だね、周りの女性がかわいそうだよ(●`3´)=3 2011/08/02
Masashi Matsuba
1
ラジオ局のディレクター信人は、ひき逃げで妻、可奈子を失う。四十九日が過ぎたある夜中、ふと目が覚めると妻はキッチンで焼きそばを食べていた。「ごめん。起こしちゃった?」・・・最初のやりとりはコミカルだが、やがて始まる出来事はどれも怪奇な事ばかり。幽霊話として楽しめるが、後半物事が急展開の上に詰め込み過ぎ。もう少し抑えて書いても良かったのでは?2013/11/04
くんくんくん
1
星3.7! 良かったのに、終盤がなんだかな~、 アンちゃんが救われないな~!! 2011/09/12
しまやま
0
………………………え〜。2016/06/02
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