講談社文庫<br> 闇の歯車 (新装版)

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講談社文庫
闇の歯車 (新装版)

  • 藤沢 周平【著】
  • 価格 ¥583(本体¥530)
  • 講談社(2005/01発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062749893
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

川端にひっそりとある赤提灯で、互いに話すこともなく黙々と盃を重ねる4人の常連。30過ぎの浪人と危険なにおいの遊び人。白髪の隠居と商家の若旦那。ここに4人を<押し込み強盗>に誘う謎の男があらわれた。そして、それぞれに関わる女達。誰が操るのか、皮肉なさだめに人を引き込む、闇の歯車が回る。

藤沢 周平[フジサワ シュウヘイ]
著・文・その他

内容説明

川端にひっそりとある赤提灯で、互いに話すこともなく黙々と盃を重ねる4人の常連。30過ぎの浪人と危険なにおいの遊び人。白髪の隠居と商家の若旦那。ここに4人を“押し込み強盗”に誘う謎の男があらわれた。そして、それぞれに関わる女達。誰が操るのか、皮肉なさだめに人を引き込む、闇の歯車が回る。

著者等紹介

藤沢周平[フジサワシュウヘイ]
昭和2年12月26日、山形県生まれ。昭和24年3月、山形師範学校卒業。昭和32年、東京で業界紙に就職する。以下二、三の小業界紙を転々。昭和35年日本食品経済社に入社、以後十四年数ヵ月同社に勤め、日本加工食品新聞の編集にたずさわる。昭和46年4月、オール読物新人賞の「溟い海」を「オール読物」(6月号)に発表。昭和48年1月、「暗殺の年輪」を「オール読物」(3月号)に、同作品で第六十九回直木賞を受賞。昭和60年11月、『白き瓶』を文芸春秋より刊行、翌年同作品で第二十回吉川英治文学賞を受賞。平成元年11月、第三十七回菊池寛賞を受賞。平成2年1月、『市塵』により芸術選奨文部大臣賞を受賞。平成6年1月26日、93年度朝日賞を受賞。2月25日、第十回東京都文化賞を受賞。平成7年11月3日、紫綬褒章受章。平成9年1月26日死去。3月8日、山形県県民栄誉賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

265
大切な読友さんからのご紹介。人情時代物の藤沢さんの中では駆け抜けるように読みきれる文体。暑い夜、家を閉め出され、泣いて誤解を説かんとすがる若い女の声と姿に同情しつつ、一人闇の仕事に踏み出す佐之助。人知れず顔を合わせる酒亭おかめで、佐之助他、人生に苦悩と痛みと過去の重石を背負う4人の男が、謎の男伊兵衛に悪事の加担に誘われる。金で過去と現状から脱却せんと押込み強盗を!簡単に終わらない。哀愁や愛憎漂う幕切れは、その全てが伊兵衛の掌中なのか?深き女の闇心なのか?黄昏逢魔が刻、今宵も何処かで闇の歯車が···‼️🙇2019/04/20

やま

131
闇の歯車「新装版」2005.01発行。字の大きさは…小。 盗賊・伊兵衛と素人で、金を盗むサスペンス時代小説です。 伊兵衛は、盗みを働く時々に、必要な素人を集めて盗みを働き、終わると解散するため、奉行所に捕まらずに盗みを働いて来ました。此度も、金を必要とする素人4人を集めて盗みを行いますが、仕事が終わった後にある事情で次々に死んでいくと、私は、アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」を連想して、みんな死んでいくのかと思いながら読んでいましたが…。最後に、明日に向かって歩いて行く明るさが有りました。2020/10/09

ふじさん

95
「おかめ」の常連、恐喝働きを生業にする無頼の徒の佐之助、不倫関係になり人目を盗んで病む人妻と暮らす浪人の伊黒清十郎、江戸払いの罰を受けたが、今は楽隠居の弥十、老舗の跡取り息子で、結婚を前に別れたい女がいる仙太郎。この訳ありの4人を押し込み強盗に誘う盗人の伊兵衛があらわれる。強盗は成功したかに見えたが、予期しない出来事が起こり、伊兵衛と佐之助の関係は崩れ、清十郎と仙太郎は、悲劇的な結末が待っていた。弥十は孫娘のために怪我はするが、少しは救われる結末。物語の構成は巧みで、退屈することなく最後まで読み切れた。2024/03/27

タイ子

95
藤沢作品はいつも短編集を読むことが多いが、今回は長編作品。じっくり読ませて、最後はうならせる。ひっそりとたたずむ酒亭にいつもの顔ぶれ。知らない同士なのに居るだけで何故か落ち着く。その4人の男たちの訳ありの過去、現在を描きながら作品の肝に入って行く。見も知らぬ男から押し込み強盗を誘われる男たち。よくある強盗グループを描いた映画のような雰囲気で、強盗が成功してお金も手に入り義賊ヅラしながらの「グッジョブ!」話かと思えばさにあらん、そこは藤沢さん。強盗後の話をそこに持って行きますか。タイトルを含めてさすがです。2022/10/29

じいじ

95
 やっぱり藤沢時代小説はいいですね。タイトルも秀逸です。独りではできなくても、5人が力を寄せれば…、と5つの歯車が結集してどえらいことを企てる時代物のミステリーです。主人公謎の男のキャラが魅力的。過去の強盗も緻密な計画で証拠を残さないので、奉行所はお手上げ…。素人衆4人を誘って650両獲得の押し込み強盗を計画。4人それぞれの情況描写が藤沢さんらしくて丁寧で巧い。関わる女たちの存在も絡んで、不承不承仲間入りするのが面白い。「闇の歯車は一つでは動かない」。でも、残された一つには明日への希望の光が見える……。2016/04/21

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