内容説明
らも「役に立ちますかいな、そんな」。チチ「おもろいな。らもさんも不思議やね。聞けば聞くほどいろいろなことやってるな。ほんまに」。本書で初めて語られる、しょうも無いけどオモロイ話。生まれてすぐの頃から二十代半ばまで、らも&チチのデュオが奏でる爆笑対談青春篇。ひさうちみちおを迎えた番外篇も。
目次
第1章 らもチチご幼少のころ(おっぱいのむこうに;気球に乗った兵隊さん ほか)
第2章 らもチチエクスタシー開眼(昆虫採集とウエダ君;白土三平にモコっ ほか)
第3章 らもチチ青春一直線(ミフネ先生退職の真相;サファイヤに会うために ほか)
第4章 らもチチ痛い時代(むなしい四年間;飲んで歌ってなぐられて ほか)
番外篇 ひさうちみちおのじとーっとエッチな半生(懐中電灯持ってじわじわと;ひさうち版青春の幕明け ほか)
著者等紹介
中島らも[ナカジマラモ]
1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。’92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞、’94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞を受賞。2004年7月逝去
チチ松村[チチマツムラ]
1954年大阪府生まれ。10代後半から音楽活動を始め、ゴンザレス三上とアコースティック・ギターデュオGONTITIを結成。音楽活動のかたわらエッセイ等の執筆も行う
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぜんこう
23
らもさんとチチ松村さん・・・酔っぱらった男同士の回顧談というか、子供の頃からの思い出話。 最後には、ひさうちみちおさんも加わって、面白かった。 女性は読まんほうがええかもなぁ、アホでエッチな男の会話(笑)2016/11/25
やまねっと
6
読んでた時はおもろいこと経験してるなとは思いつつ、いったん読むのを離れて冷静に考えるとアホなことやってきたんだなと、思った。 らもさんにこんなことない?と聞かれたチチさんは冷静にないという姿に勇気づけられた。 この2人は世の中に出てきた頃が1番面白いと思う。若い頃の話はイマイチだった。2021/08/08
あはあみ
5
とにかくおもしろかった。中年編も読む。わたしはこれまで、そしてこれから先、何歳のときにどんな転機を記憶に残せるのかしら2013/12/14
めめたそ
4
お、面白かった…。この人たち変人だ。わかってたけど。幼少期よりも、高校生くらいになってからがすごい。通勤中に読んだことを後悔した。ひさうちみちおとの鼎談も面白い。このラジオ聞きたかったなー。2012/02/28
Mamo↑Hon
2
毎週土曜の朝9時、「世界の快適音楽セレクション」を聴くのがちょっとした楽しみなんですが、ナレーションのチチ松村さんの声を聞いてると、なんだか中島らもさんと似た空気を感じるんですよね。「この2人、もしかして面識あったのかな?」と思って調べてみたら、まさにその2人の人生について書かれた本を見つけました。 読んでみると、2人が子ども時代から大人になるまでの話を語り合っていました。正直、最初はちょっと退屈だったんですが、高校あたりの中島らもさんの人生がはちゃめちゃで俄然面白くなりそこからはスイスイ読めました。 2025/05/23