内容説明
地下鉄に撥ねられて画家の妻と息子を喪った男は私立探偵になった。撲殺されたタクシー運転手や爆弾で重傷を負った画廊のオーナーのために調査をすれば、都会の闇が明らかに。遺された娘と二人で生きる男が辿り着いた悲しい事件の結末。引用される映画と音楽が深い孤独と愛情を浮き彫りにするミステリ巨編。
著者等紹介
フジッリ,ジム[フジッリ,ジム][Fusilli,Jim]
ニュージャージー生まれ。ニューヨーク在住。『NYPI』から始まった“テリー・オア”の物語は全米の各紙誌でも大好評をもって迎えられ、現在“A WELL‐KNOWN SECRET”“TRIBECA BLUES”“HARD,HARD CITY”と続く人気シリーズとなっている。“ウォール・ストリート・ジャーナル”にポップスとロックに関する批評も寄稿
公手成幸[クデシゲユキ]
1948年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒。ミュージシャン、都市計画コンサルタントなどを経て翻訳者に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゆみゆ
1
どちらかというと、検視官や派手なアクション好きとしては、ちょっともの足りませんでした2015/08/17
マジあん
0
妻と息子を失い、娘とふたり暮らしをしながら、本業である作家業を捨て危険な私立探偵を営む男の物語。語り口がソリッドで読みやすく、キャラクターも立っている。続編は邦訳されてないのかな?惜しい。2013/02/16
Ryosuke
0
竹2009/11/07
Q
0
★★2019/02/09
ばにらん
0
事件を追う合間に日記のように綴っていり死んだ妻への手紙が辛い。テリーの行動範囲のニューヨークの街のあちこちの生活感溢れる描写が面白く、これ地図を載せてくれればいいのになあ、と思った。 2018/08/15