内容説明
女房まで番付する!江戸庶民たちの遊び心が冴えわたる。料理茶屋から酒、職人、娘、色と欲、天変地異、温泉、江戸自慢まで…。現存していた番付表が当時の文化を芳醇に粋に甦えらせた。江戸庶民事情の第一人者が、挿絵もふんだんに、番付の読み方を解説する。一味違う真の江戸文化をぜひご笑覧あれ。
目次
第1章 江戸の商売と衣食住(料理茶屋;うなぎ屋;おかず ほか)
第2章 江戸の人情と常識(娘;江戸のOL;女房 ほか)
第3章 江戸の物見遊山(山;橋;名所旧跡 ほか)
著者等紹介
石川英輔[イシカワエイスケ]
1933年京都府生まれ。著書に江戸の庶民生活の知恵や合理的な暮らしぶりを紹介した『大江戸えねるぎー事情』や田中優子氏との共著『大江戸生活体験事情』などがある。現代人と江戸芸者いな吉との時空を超えた心温まる生活を描いた小説「大江戸神仙伝」シリーズなども好評
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みやけん
20
★☆☆☆☆うーん、読んでいてもあまり興味が湧かず断念。家にあった滞留本。人生で読む本には限りがあると言い訳をして、ブックオフへ放流します。あれれ、他の人のレビューもいまいち評価だ。これにて御免。2017/03/12
かもい
13
時代小説を読んでいると出て来る、相撲に擬えた「番付」にどんな物があるのか気になって手に取った。料理屋や温泉と言った分かり易いものから、「うそ」や「ぜいたく」と言った庶民の生活が透けてくるものまであって興味深い。しかし番付ごとの解説はページ数も多く取ってある割に、項目をズラッと紹介しているだけであまり面白くは無い。また筆者の西洋批判や現代批判がちょいちょい鼻につき、楽しい読み物とは行かなかった。2016/01/14
tsubomi
4
20??.??.??-(再読)2015.11.25-12.23:だいぶ前に読んで途中で挫折。。。というか、どこかに置き忘れてそれっきりになっていたのを偶然最近発見したので、その読みかけの部分から再読を開始。以前にはあまり面白いと感じられなかった江戸時代の番付表も、どういうわけか今読むと興味深いものばかり。番付表は今では大相撲でしか残っていませんが、ランキング表のことで観光地、温泉、食べ物など様々な項目があります。当時の人が何を好み、何に興味があり、何を楽しんでいたかという世相が反映されていて楽しめます。2015/12/23
さと
1
さまざまな番付を通して、当時の暮らしぶりやものの考え方が見えて、興味深かった。2021/05/27




