内容説明
伊藤まさこさんの料理の原点、小さい頃から食べてきた愛着のある料理とお菓子。娘にも伝えたい大切なこと。秘蔵レシピ初公開。
目次
春(かごを持って野草摘みに;厚焼き卵 ほか)
夏(胡春と梅ジュース;にんにくみそを仕込む ほか)
秋(特製ドライフルーツケーキ;天ぷらの前のお楽しみ ゴロゴロドーナツ ほか)
冬(冬の定番りんごのお菓子;ゆずを楽しむ ほか)
著者等紹介
伊藤まさこ[イトウマサコ]
1970年、横浜市生まれ。文化服装学院で、服作りとデザインを学び、卒業後は料理などの暮らしまわりのスタイリストとして、数多くの料理本や雑誌で活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おくちゃん🌹柳緑花紅
90
伊藤まさ子さんのお母様のレシピノートの佇まいからしてほっこりする。何度もページをめくった様子もほのぼの。三人姉妹の末っ子さんというだけで親近感を持ったけれど、お母様のレシピはなんて洒落ているのでしょう。写真と想い出そして背景がそのお料理を引き立てています。とても素敵な母から娘のプレゼント。もうすぐクリスマス。亡き母が大きなガラスの器にフルーツポンチ作ってくれたなぁ。今年は作ってみようかなぁ。2015/12/21
ぶんこ
44
お料理の前に、心に残った素敵2点。春夏秋冬の章に刺繍されたハンカチ、そして冬の章には刺繍のスタイ。ちょっとしたことですが、暖かさを感じました。そしてクリスマスの飾り物が麦わらで作られた飾りで、じっくり拝見してしまいました。素敵。そしてお料理の数々は、これは作りたいとレシピを見ると、カロリーの高さに目がテン。その中でもドライフルーツケーキ、いちごワイン、焼き豚、たたききゅうりはメモ。全体に意外と簡単に作れそうなのが嬉しかったです。2021/10/04
野のこ
25
お母さまの名前が書かれた古びた大学ノート、伊藤さんが一枚一枚丁寧にめくり大切にされている様子、愛しいと思う気持ちにグッときました。いずれ娘さんいとっても大切なノートになるんだろうなぁ。日々の暮らしの中でくすみもせず、無理もせず、自分が楽しいと思うことを見いだす生活っていいなぁ、と憧れます。厚焼き卵でちらし寿司「絶対こっちの方が美味しいよね」と姉と言い合ってた、という思い出が微笑ましかったです。そしてお母さまは、伊藤さんそっくりでした!「伊藤家の味」素揚げして作るラタトゥイユはマネしたいです。2017/03/19
アコ
23
伊藤まさこさんのお名前だけ知っていたものの何者なのかよくわからないままの初読。伊藤さんがとても上品でハイソサエティな家庭で大切に育てられてきたのが凄腕主婦であるお母様のレシピ+添えられている思い出話でわかる。普通の家庭ではなかなかこうはいかないのでは?でもそこがよくて楽しい。常備菜系は作ってみたいものが多かったけども全体を通して高カロリーなレシピが多め。料理をする際に『記憶の中の母に教わる』というのはよい言葉だとおもう。お皿や盛り付け、オオダエイジさんの写真も好み。オレンジ色の装丁も素敵。2014/11/16
メイ&まー
22
まさこさんのお母さんの、市販のルウを使わないシチューや何と言ってもあのパインと真っ赤なチェリーのケーキ!それにきちーっと磨き上げられ一糸乱れぬ台所。あれらを見るたび、まさこさんは「母は普通の主婦」とおっしゃるが、これは普通じゃないよ!なかなか稀有な存在だよ!と思う。そんなお母さんのレシピノート。まさこさんの素敵なエッセイと美味しそうな写真で、読んでも眺めてもよく、きっと作っても素晴らしいはず。そして絵本みたいな装丁も可愛いくて飾っておいてもいいだろなあなんて、これまた稀有な料理本であります。2014/10/18