内容説明
国際人として通用する教養を持ち、一企業・日本を越えたスケールの発想をする財界のリーダーがいた。一方で今、政治献金を再開し、政界との腐れ縁を復活させようとする財界首脳陣。彼らの違いは、一体どこにあるのか。日本を代表する経済グループの指導者たちの実像を追い、財界のあるべき姿を問う評論集。
目次
第1部 財界はどこへ行くか(失われた財界人の哲学;リクルート事件と財界の体質;新日鉄人事と経団連 ほか)
第2部 三井と三菱の人脈の系譜(三菱グループのリーダー群像;三菱グループの求心力と遠心力;「人の三井」のドンたち)
第3部 住友の濁流と清流(伊庭貞剛から小畑忠良まで;小倉正恒と近衛文麿;住友グループの老害トリオ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
51
2014.02.01(02/01)(再読)佐高信著。 01/30 (あとがき) 木川田一隆、東京電力会長。 その秘書的常務、依田直。 安西ガス。 IJPCは三井物産が中心で推進のプロジェクト~失敗のデパート。 繰り返し。 (解説=筑紫哲也) 第一部、財界はどこへ行くのか。 1.失われた財界人の哲学。 1986.06.20、斎藤英四郎、大槻文平、五島昇、石原俊(たかし)、「どうすれば自民党が勝てるか」。 石坂泰三は石原慎太郎のファッショ的体質になじめないものを感じたに違いない。 2014/02/01
i-miya
10
どうして文士などを出すのか。 教養ある石坂、望むべくもない四団体首脳部。 木川田、私は狙われるにしても、右翼からじゃあないかね。 宮嶋清次郎と桜田武は光る。 大原孫三郎、大原総一郎父子は屹立した感じを与える。
ssmi
2
起業家の人物批判が多く、読んでてておもしろくなかった2008/05/28