• ポイントキャンペーン

講談社文庫
黒蝿〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 327p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062739085
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

意を決し、死刑囚監房を訪れたスカーペッタに、“狼男”が告げた衝撃の事実とは?警察を辞めたマリーノ、信じる道を歩きはじめたルーシーも、それぞれ決死の覚悟を胸に行動を起こす。錯綜する謎、めくるめく急展開の果てに、驚愕の真相が待ち受ける!この結末の前では、すべての過去は伏線に過ぎない。

著者等紹介

コーンウェル,パトリシア[コーンウェル,パトリシア][Cornwell,Patricia Daniels]
マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。バージニア州検屍局長ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズはDNA鑑定、コンピューター犯罪など時代の最先端の素材を扱い読者を魅了、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった

相原真理子[アイハラマリコ]
東京都生まれ。慶応義塾大学文学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

94
検屍官シリーズ第12弾下巻。スカーペッタもマリーノも、ルーシーでさえも狼男の影に、人生を狂わされていく。狡猾な犯罪者と、それに相対する側との、先の読み合い騙し合いなら納得出来るだろう。しかし本作は犯人を捕まえる為に、綿密な作戦を考え罠にかけようとする心理戦や頭脳戦が面白くない。どうしてこんな設定にしたのか大いに疑問だが、作者の得意な心理描写に片寄り、肝心のミステリ部分に魅力が無いとしか言えない。人としての行動を、正義の名のもと越えて仕舞うのでは、先の展開も期待出来ない。純粋に犯罪と戦う、検屍官が読みたい。2019/09/04

ゆいまある

64
ケイ目線から三人称の文体になり、ケイの不機嫌に振り回されなくていいし、場面もテキパキ変わって緊張感出てきたし、読みやすい、いいぞと思っていたら下巻に入って話が纏まらない。結局ジェイ・タリー達もいともあっさり撃ち殺されて終わり。狼男まだ失踪中。どうにもスッキリしない終り方。後書き読むとケイは14歳程若返ったらしいのだが、老いて成熟していく過程を楽しんで読んでいたので残念でならない。メルセデス500AMCとあるのはAMGの誤植であろう。ワインと犬の話題が増えてきてるのが作者近況なんだろう。続きは気になる。2020/01/26

ヨーコ・オクダ

32
上巻から持ち越したワクワク感、ドキドキ感が結構裏切られたような…。マリーノ、ルーシー、ベントンたちがケイを守るためにあれこれ動いた結果、功を奏したってことなんやろけど、今までやったら、ケイ自身が悪者キャラと対面or接近した場合にもうちょっと危ない目に逢うてたはずやのに、そうならず。ニックやサム・ラニエの登場とか、ルーシーの失敗とか、後から重要な展開に絡みそうなネタが急にしぼんでしもたみたい。ラストの感動的(!)再会。自分に精神的大ダメージを与えた張本人をこれほどすんなり受け入れるとは…!?2020/02/27

Yuna Ioki☆

30
454-87-4 今回もやはり狼男は生き残り完全な解決はなし。いつまで引っ張るのか?(笑)ラストはいつからこのシリーズはロマンス小説になった?!と思えるほどケイとベントンの熟年カップルの甘い再会で締めくくり(笑)ケイさん仕事しなはれ(笑)2014/03/02

ケイ

16
ここまで話をひっぱってもまだ終わらない。マリーノはやはり警察官でいて欲しかった。彼もルーシーも離れてスカーペッタを見守る親衛隊のよう。2011/11/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/502968
  • ご注意事項