内容説明
「人が殺された。あなたのせいよ」別れた妻からの突然の電話。放送作家の岩城浩平は姿を消した元妻を探すが、何者かに襲われ、持っていた原稿を奪われた。残酷で淫らなビデオに映された「生け贄のイブ」、都市伝説の少女が、岩城を危険な迷宮へ引きずりこむ。愛と官能が渦巻く長編サスペンス・ハードボイルド。
著者等紹介
司城志朗[ツカサキシロウ]
1950年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒業。放送作家を経て小説家となる。’83年、『暗闇にノーサイド』(矢作俊彦との共著)で第10回角川小説賞を受賞。’94年、『ひとつぶの砂で砂漠を語れ』で第3回開高健賞奨励賞を受賞。’98年、『ゲノム・ハザード』で第15回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じゅんぢ
19
事件を追いかける理由が少し弱い気がする。2021/09/02
koo
1
主人公は放送作家、別れた妻からの殺人に纏わるアリバイの偽証を求める電話で始まるハードボイルド小説でした。会話は軽妙でスピード感があり不可思議な謎も提示され中盤までは面白かったんですが後半になって謎の解明が強引すぎな印象で終盤の失速が残念。主人公はハードボイルドらしいキャラでいいんですが主人公の脇が女性のみでバランスが悪くしかも全員魅力が乏しいのも残念で主人公を行動に駆り立てる動機もイマイチ伝わってきませんでした。とはいえ読みやすいのは間違いないです。2021/12/20
寝る子は育つ
1
何年ぶりに再読したのだろうか・・・。読み直してもさーっぱり内容を思い出すことができませんでした^^; あれ?あの人どうなったんだろと思っていたらそう出てきましたかというラストですね2014/12/29