内容説明
ランスは失踪した友人ループを捜していた。日本人・橋本にロンドンで接触したランスは、ループが一通の手紙から一九六三年英国の大列車強盗事件を調べていたと知る。事件には同年、ランスたちの故郷で起きた五人連続死の謎が時を経て蘇り、影を落としていた。ゴダードが日本を舞台に描く傑作長編ミステリー。
著者等紹介
ゴダード,ロバート[ゴダード,ロバート][Goddard,Robert]
1954年英国ハンプシャー生まれ。ケンブリッジ大学で歴史を学ぶ。公務員生活を経て、’86年のデビュー作『千尋の闇』が絶賛され、以後、現在と過去の謎を巧みに織りまぜ、心に響く愛と裏切りの物語を次々と世に問うベストセラー作家に
加地美知子[カジミチコ]
1929年神戸市生まれ。同志社女子専門学校英語学科卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。