内容説明
一九一九年冬。ウィスコンシンの凍結した湖で、母は水死体となって発見された。三歳だったルースは、伯母に育てられながらも母の死に疑問を持ち続ける。伯母は何か秘密をもっている。ルース自身も母と一緒に溺れた不可解な記憶があるのだが!?全米で話題を呼んだ生きることと家族の意味を問うミステリー。
著者等紹介
シュワルツ,クリスティーナ[シュワルツ,クリスティーナ][Schwarz,Christina]
米国ウィスコンシン州生まれ。現在は夫とロスアンジェルスで暮らしている。『湖の記憶』がベストセラーとなる
北沢あかね[キタザワアカネ]
神奈川県生まれ。早稲田大学文学部卒業。映画字幕翻訳を経て翻訳家に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちゃっぷ
5
心理サスペンスとでもいうのでしょうか。偶然にも『警察署長』と同じ1919年から20年間くらいの話しですが、当時の世相や田舎の雰囲気が分からないと、主人公の行動や言動は理解できませんかね。472ページ2010/05/28
月
1
本棚から。何度目かの再読。2022/12/23
紀梨香
0
アメリカの一昔前のバイブルベルタの抑圧感がわかる。2014/06/29
AR読書記録
0
あんまり期待せず読み始めていたのだけれど、もう謎(というか秘密)に引き込まれて、止められなかった。いや、謎は結局はそれほど重要ではない、とにかくこのやりきれない人間関係に、どんな結末(あるいは希望?と思いたかったが)が用意されているのか、それをみとどけないことには…。で、みとどけて、うむぅ…。やっぱり家族・血縁ってものすごく高レベルな人生の修行ツールだと思うな。人と生まれればそれが必ず(かたちは一様でないが)付属してくる。人生ムズイ。2013/09/20
月
0
本棚から。何度目かの再読。2019/12/20