内容説明
優れた着想によって構築された密室殺人こそが、推理小説ファンの渇望を癒せる奇跡の泉なのである―。これらを読まずに「密室殺人」のなぞ解きは語れない。愛川晶、霞流一、斎藤肇ら本格ミステリーの名手たちが、あっと言わせるなぞ解きのテクニックを披露する。地上最高のゲーム「密室」の魅力が全開。
著者等紹介
二階堂黎人[ニカイドウレイト]
1959年、東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第1回鮎川哲也賞で『吸血の家』(講談社文庫)が佳作入選。1992年『地獄の奇術師』(講談社文庫)を書き下ろし単行本として上梓し、一躍注目される
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
2
【読メ登録以前読了作品】2006/04/27
ワンモアニードユー
1
なかなか面白いアンソロジーです。 密室にはさほど興味がわかないほうですが、こだわりが楽しく読めました。2011/05/30
ホームズ
1
下巻もメンバーとしては豪華ですね(笑)こちらでは加賀美さんのベルトラン・シリーズがうれしい(笑)2007/05/15
ひらり庵
0
編者まえがきにある読者を甘く見た、猿にもわかるトリック(「母屋との間にまっさらな雪があっても間に長い板を渡せば……」)というのは、山村美紗『花の棺』のことと思われる。『花の棺』は、必読リストからも除かれている。編者は、山村のような通俗作家が密室ものを書くことに何か含むところがありそうだ。密室もの作家がクローズドサークルを形成している?2017/06/19
ケイト
0
遅まきながら、正式に読了しました。(それまでにひろい読みはしていた) 古今東西、どの作品も上質のものばかりです。ボーナストラックとして新録された加賀美先生の作品も、旧きよき本格探偵小説世界を楽しめる逸品でした♪(*^-^*) 巻末のリストは、その後更新されてませんけど、どうなんだろう、これ以降に「必読」な作品はどれだけ出たのか、密室ものfanとして気になるところでもありますので、いつかどこかで、何かの機会に出されていただきたいかもですね。2012/07/01
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