講談社文庫<br> へらへらぼっちゃん

電子版価格
¥660
  • 電子版あり

講談社文庫
へらへらぼっちゃん

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062737548
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

言葉が振動し、沸騰し、広がっていく。町田節にのせられて、よのなかの妙な事ごとを楽しもう。瞠目のエッセイ集。言葉はビート。
町田節炸裂のエッセー集!

3年間、なにもしないで時代劇ばかりみていた。テレビの中では毎日のように悪人が誅せられ、善人が希望に満ちて旅立っていく。進展しないのわたしだけ。ただただ、朝が来て蛭が来て夜が来て、喰らい酔って眠りこけていたのである――。町田康にかかれば、日本語はこんなにおもしろい。瞠目のエッセー集。

どうにかなる日々
よのなかの道
ああなんたるいたちごっこ!
一膳飯屋とフランス飯屋
あとがき


町田 康[マチダ コウ]
著・文・その他

内容説明

三年間、なにもしないで時代劇ばかりみていた。テレビの中では毎日のように悪人が誅せられ、善人が希望に満ちて旅立っていく。進展しないのはわたしだけ。ただただ、朝が来て昼が来て夜が来て、喰らい酔って眠りこけていたのである―。町田康にかかれば、日本語はこんなにおもしろい。瞠目のエッセー集。

目次

どうにかなる日々(旅人・遊び人;自分の触覚で歌い書く ほか)
よのなかの道(成増、菅原神社裏。;大阪のにおい ほか)
ああなんたるいたちごっこ!(空想の手紙・ベルさま;また誰も来ねえ ほか)
一膳飯屋とフランス飯屋(無頼のほうへ―織田作之助『世相』『子守歌』『六白金星』;尾崎放哉のビート感覚 ほか)

著者等紹介

町田康[マチダコウ]
作家・パンク歌手。1962年、大阪府生まれ。高校時代からバンド活動を始め、’81年バンド「INU」を結成、『メシ喰うな』でレコードデビュー。’92年、処女詩集『供花』刊行。’96年発表の処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞・ドゥマゴ文学賞を受賞。2000年『きれぎれ』で芥川賞、’01年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、’02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

青乃108号

144
珍しく2連休が取れたんで「厭魅の如き憑くもの」をひいひい言いながら読んで、そんで疲れたらちょっと町田でへらへら笑うて、そんでまた「厭魅の」読んで、また町田読んで、てしてたの。やっぱ、町田、おもろ。ええなあ。俺も、こんなおもろいもん書きたいなあ。けど俺、酒は呑まんし時代劇は見んし、楽器は弾けんし、唄はまあうたえん事はないけど唄で金、もろたことないし。後半、急にちょっと真面目に映画とか音楽とか論じだした思たら、出典が映画のパンフレットだったりCDのライナーノーツだったり、ええなあ、愉しいだろうなあ。おもろ。2024/03/19

ペグ

73
このぼっちゃんは、そんじょそこいらのぼっちゃんとは訳が違い、その硬派っぷりは並ではなく、髪の毛とんがらせ目をとんがらせ口を突き出し世の中を睥睨するも、空腹には耐えられず力も出ない。あぁ情けない〜挙句の果てにへらへらする、へらへらに見える。つい踊ってみたり。この書名は自虐の極致かと感心。2018/09/19

HANA

65
町田康が町田町蔵時代に書いた文章を収録。著者読みだしたの近年な上ロックには暗いので、その時代はよく知らんのだけれども。あの独特の酩酊感を伴うような文体は初期から完成されたものであったのだなあ。時代劇や落語の善人悪人、書評になっている様でなっていない様でなっている様な本の内容にほぼ触れられない書評等でゲラゲラ笑いながら読んでたのだが、それでもたまに顔を覗かせる語り物というかそれに代表される民衆の情念にどきっとさせられる。これが『告白』で集大成されるのか。とあれ流れるような文章に身を任せられる一冊でした。2024/07/27

さっとる◎

46
「へらへらぼっちゃん」であるところを「へらへらのぼっちゃん」って間違って口にして、うわ~「つるつるの壺」混ざっちゃったよ~笑うって、そんなんはどうでもよろしい。肝心なのはどうでもいいをどうでもよくないに変える魔法。いや、魔法なんてないから、手腕?遊びの本質は恐らく履き違えていたほうが幸せの影には到達しやすいのだ。履き違えずに真剣に求めてしまったらそこに待っているのは地獄に近い何か。難儀なことだね、色々考えているのに役に立つことは1個もない。金にならんことしか考えられないのに、どうやってご飯食べたらいいの。2018/12/28

ころこ

43
一応、エッセイ集のようなのだ。小説家のエッセイ集を読む意図は大体明白だ。小説とは異なるナラティヴで普段書かれている小説のプロトコルをエッセイに発見し、次作から密輸入しようとする読者の不純な動機で読まれている。まず、小説とナラティヴが変わらない、ということに本書の特徴はある。内容が皆無ということも特徴のひとつだ。中島らもには飲酒という原罪のような錘が浮力との調整をとっていたが、著者にはそれも無い。しかしそれだからこそ、読むという身体的行為が先行し、心に残らないことが意図せず自己治療になっているのではないか。2024/12/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/533696
  • ご注意事項

最近チェックした商品