出版社内容情報
言葉が振動し、沸騰し、広がっていく。町田節にのせられて、よのなかの妙な事ごとを楽しもう。瞠目のエッセイ集。言葉はビート。
町田節炸裂のエッセー集!
3年間、なにもしないで時代劇ばかりみていた。テレビの中では毎日のように悪人が誅せられ、善人が希望に満ちて旅立っていく。進展しないのわたしだけ。ただただ、朝が来て蛭が来て夜が来て、喰らい酔って眠りこけていたのである――。町田康にかかれば、日本語はこんなにおもしろい。瞠目のエッセー集。
どうにかなる日々
よのなかの道
ああなんたるいたちごっこ!
一膳飯屋とフランス飯屋
あとがき
町田 康[マチダ コウ]
著・文・その他
内容説明
三年間、なにもしないで時代劇ばかりみていた。テレビの中では毎日のように悪人が誅せられ、善人が希望に満ちて旅立っていく。進展しないのはわたしだけ。ただただ、朝が来て昼が来て夜が来て、喰らい酔って眠りこけていたのである―。町田康にかかれば、日本語はこんなにおもしろい。瞠目のエッセー集。
目次
どうにかなる日々(旅人・遊び人;自分の触覚で歌い書く ほか)
よのなかの道(成増、菅原神社裏。;大阪のにおい ほか)
ああなんたるいたちごっこ!(空想の手紙・ベルさま;また誰も来ねえ ほか)
一膳飯屋とフランス飯屋(無頼のほうへ―織田作之助『世相』『子守歌』『六白金星』;尾崎放哉のビート感覚 ほか)
著者等紹介
町田康[マチダコウ]
作家・パンク歌手。1962年、大阪府生まれ。高校時代からバンド活動を始め、’81年バンド「INU」を結成、『メシ喰うな』でレコードデビュー。’92年、処女詩集『供花』刊行。’96年発表の処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞・ドゥマゴ文学賞を受賞。2000年『きれぎれ』で芥川賞、’01年『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、’02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞を受賞
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感想・レビュー
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ペグ
さっとる◎
zirou1984
Y2K☮
かいちゃん