内容説明
誇り高き伯爵夫人マーガレットことM。卑劣な夫の企みで突然ヴィクトリアの“壁”の中に送りこまれたM。身も心も自由を奪われ露わにされて服従を約束させられる。凌辱されてはじめてMは人として失うもののないことを知る。新しい恋愛と官能を求めて幻想絵画とのコラボレーションに挑戦。
著者等紹介
篠田真由美[シノダマユミ]
1953年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒、専攻は東洋文化。1991年に『琥珀の城の殺人』が第2回鮎川哲也賞の最終候補作となり、作家デビュー(講談社文庫所収)。1994年に建築探偵・桜井京介シリーズ第一作『未明の家』を発表。以来、傑作を連発し絶大な人気を博している
加藤俊章[カトウトシアキ]
個展活動と出版に関する作品制作に加え、ファンタジィ小説のイラストレーションを手掛け、繊細華麗な筆致と装飾性の高い幻想的な作風で人気を博す。近年はゲームソフトのキャラクターデザインを手掛けるなど活動の幅を広げている
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感想・レビュー
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雪紫
50
幻想系官能小説。妻が貞淑過ぎたのを不満に感じた夫により、送り込まれた場所でその手の道に目覚めていくという・・・。淡々と表現されていく中で芽生えていくもの。失われていくもの。ある意味正解で、そして間違ってもいる。淡々とした文体で、ある意味突き放したかのような、それでも愛の物語ではある。桜井京介と随分テイストが違うことで・・・。2025/02/04
十六夜(いざよい)
6
誇り高き伯爵夫人マーガレットことM。卑劣な夫の企みで突然ヴィクトリアの“壁”の中に送りこまれたM。身も心も自由を奪われ露わにされて服従を約束させられる。凌辱されてはじめてMは人として失うもののないことを知る。建築探偵シリーズの流れで購入してしまったものの、あまりの作風の違いに付いて行けず…。渡辺淳一さんの「シャトウ・ルージュ」と似たような内容でした。2015/01/01
sun
0
SM入門書。女性向き?2013/12/21
shibatay
0
再読2012/05/22
入江大和
0
読書記録から記載。2009/11/28
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- 洋書
- Hark