講談社文庫
誰もが戻れない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 661p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062732826
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

英国北部の田舎町で名門女学校生徒の絞殺死体が発見された。複数の容疑者の中から逮捕された教師は一貫して犯行を否認。証拠となったDNA鑑定を巡り、公判では白熱した論戦が繰り広げられる。ささやかな秘密、ほんのわずかな嘘によって二転三転する事件の意外な結末とは!?アーサー・エリス賞受賞作。

著者等紹介

ロビンスン,ピーター[ロビンスン,ピーター][Robinson,Peter]
1950年英国ヨークシャー生まれ。リーズ大学卒業後、’74年にカナダへ移住し、ヨーク大学で博士号を取得した。’87年アラン・バンクス首席警部を主人公とする『罪深き眺め』でデビュー。登場人物の心理や事件の背景を丹念に描いて深い余韻を残す同シリーズは、現在までに12作が書き継がれている。第10作In a Dry Seasonは2000年のアンソニー賞、バリー賞をダブル受賞。’01年にはMissing in Actionでエドガー賞最優秀短編賞を受賞するなど受賞歴多数

幸田敦子[コウダアツコ]
1953年東京生まれ。訳書/ロビンスン『水曜日の子供』、ゴダード『千尋の闇』(ともに創元推理文庫)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

7
主任警部アラン・バンクスシリーズ。先日創元推理文庫「水曜日の子供」を読んで、その後手に入った本書を読んだ。本書は先日の次作に当たる。講談社文庫に変わったが頗る長い。ヨークシャーのある町で資産家の娘が殺される。性犯罪の方向で捜査が始まりある男が捕まる。以降その裁判が長々と描かれるが、その結果は..。俗物そのものの上司(本部長)に悩まされつつ捜査を進める主人公や周辺人物がよく描きこまれているがシャキっとはしない。エンディングも含みをもたせ過ぎでやや不満が残るが、退屈せずに読み進めたのだから佳作と言ってよい。2021/08/11

卓ちゃん

1
全く知らない作家だったが、書評に引かれ読んで嵌った。登場人物の人間模様のディティールが非常に面白い。本の長さが全く気にならないほど引き込まれた。今までそれほど評判にならなかったのが信じられない。2013/04/20

たまき

1
バンクスシリーズ、長編である、出版社が変わった。久しぶりの殺人事件。バンクスたちは、誤認逮捕で、裁判で負ける。しかし、結局無罪を勝ち取ったピアスは周囲の目に耐えられず、思い切った行動に出てしまった。それにしても長い。犯人が逮捕されたとの捜査がなく、途中で裁判になるし今までとはちょっと違う。嫌味な上司をうまくかわしながら捜査するが、停滞気味の印象。2012/12/08

kn

0
気の毒。2021/11/18

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