内容説明
「丈夫でいいね」姑に見込まれ、噺家三平の嫁になって、独身と偽る夫を“お兄さん”と呼び、姑と二人、内職で夫に買ったドラム缶のお風呂。初めて“おかみさん”と呼ばれた日の嬉しさ…。夫の死後、こぶ平・いっ平を育て、林家の看板を守り、自らエッセイストして活躍する。大変な人生をカラリと描く。
目次
第1章 寒の朝の出会い
第2章 心の中に落ちた爆弾
第3章 悲しい白昼夢
第4章 念願叶う
第5章 姑と四人の孫
第6章 湯の宿にて
第7章 姑哀し…
第8章 姑となって
第9章 海老名丸の新たな船出
著者等紹介
海老名香葉子[エビナカヨコ]
1933年東京本所生まれ。’45年の東京大空襲で家族6人を喪い、先代三遊亭金馬師匠宅で育つ。’52年林家三平と結婚。二男二女の母となる。’80年夫の死後、林家こん平とともに30名の弟子を支える一方、講演、テレビにエッセイストとして活躍。’86年『うしろの正面だあれ』がサンケイ児童出版文化賞推薦図書に。’95年に林家三平記念館「ねぎし三平堂」をオープンさせる
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