内容説明
銃もナイフも持たない人間に120人もの人を殺せるか―飛行機墜落の責任は薬物中毒の兄を操縦士に戻したからだと弟が殺人罪で起訴された。恋人を救えるのは自分しかない。女弁護士ダイアナは白熱の法廷術を繰り広げる。巧妙で執拗な女検事イザベルと戦ううち新たな疑惑が浮上した。MWA処女長編賞候補作。
著者等紹介
ゲンバーグ,アイラ[Genberg,Ira]
米ジョージア州アトランタ在住。建築法を専門に30年以上の経験を持つ法廷弁護士。デビュー作である本書は豊富な実体験を活かした法廷シーンで評判を呼び、1998年度MWA賞処女長編賞候補作となった
石田善彦[イシダヨシヒコ]
1943年北海道生まれ。早稲田大学卒業。英米文学翻訳家。訳書はリューイン『A型の女』、ライアル『裏切りの国』、モンテシーノ『クロスキラー』、デヴィッドスン『極北が呼ぶ』等多数
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感想・レビュー
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マイ
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ラストはすごくよかった。だが、そこに辿り着くまでの裁判のやり取りのシーンが長すぎる。もちろんこのプロセスが大切なのは分かっているが、もう少しこの部分にスリルがあればより楽しめたと思う。しかし、登場人物一人一人に無駄がなく、全員が重要人物であるところはすごく気に入った。2012/09/22
kama
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★★★1/22010/08/06
tsukasa_oishi
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最初はホントにつまらなくて捨てる寸前だったのですが、墜落事故が起きたあとはもうめちゃくちゃおもしろくて止まりませんでした。やっぱり法廷モノはおもしろい2003/07/05