内容説明
「あんたの助けが必要なんだ」自宅に戻ると、警報装置を簡単にすり抜けた謎の男が待っていた。世間から姿を消すためのドア―それがキュートでタフな女ジェーン。男はキャッシュで大金を抱えていた。金融トラブルに巻きこまれ、殺し屋に追われているらしい。ＭＷＡ賞作家トマス・ペリーが放つ逃亡サスペンス。
著者等紹介
ペリー，トマス［Ｐｅｒｒｙ，Ｔｈｏｍａｓ］
１９４７年ニューヨーク生まれ。コーネル大学卒業後、ロチェスター大学で英文学の博士号を取得。’８２年に発表した「逃げる殺し屋」でデビュー。ＭＷＡ最優秀処女長篇賞を受賞。ほかに「メッツガーの犬」「アイランド」など。独特のユーモアとオフビート感覚に満ちたペリーのサスペンスは、欧米で高い評価を得ている
飯島宏［イイジマヒロシ］
１９４０年東京都に生まれる。東京教育大学仏文修士修了。広告代理店勤務などを経て翻訳家に。「着陸拒否」「ディーバ」「遥かなるセントラル・パーク」「虎の眼」など訳書多数
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みやび
12
追われる者に第二の人生を用意するのが生業のジェーン。逃した男に恋をし、男に迫る危険を知って探しに行くことに。北アメリカの森を苦労しながら追跡していく中で、ジェーンの静かな怒りにネイティブアメリカンの血が覚醒していくのがカッコよかった。見守る隣人のジェイクじいさんも頑固で一途で可愛かった。翻訳がぎこちなくてちょっと引っかかるけど、設定も面白いし好きです。2022/07/04
marb21
1
胸がすくようなオープニングから、手に汗握る終盤まで、物語は2転3転します。タイトルに沿った内容からじょじょにズレていきますが、女主人公の魅力もあり飽きさせません。面白い。2020/12/22
guriko
1
出だしの登場シーンから強烈な主人公。一気に引き込まれた。誰にも依存しない独立独歩の、複雑なルーツを持つハイブリット・ウーマン。時代が早すぎたのかもしれない。シリーズがあるようなので、今なら売れるかも。2019/05/24
あきひと
1
ヒーローは女性。映画で言えばアンジェリーナ・ジョリーのトゥーム何とかみたいなもの。時代は女性ヒーローを求めているし、絵になる。2016/05/11
慧
0
★★2001/03/28
