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講談社文庫
猫ばっか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 113p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062730792
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0195

内容説明

猫はペットなんかじゃない。実用品、命の恩人ね、と言った友達。点滴の針をつけたまま逃亡し、猫探偵社の男が捜しても帰らなかったクロ。色気に欠ける茶トラにナルシストの白い猫…「あんたも生きているし、私も生きている」猫を猫以上のものとして愛さずにいられないあなたへ、心あたたまる究極の猫の本、贈ります。

目次

私は子供のころ、猫がこわくて
友達がペルシア猫を飼っていた。
白い猫は、座り方が
「猫は利口だよ。」
宮崎君は北海道で生まれて、
友達が煮干しの頭とはらわたを
猫がひなたで顔を
猫が鏡をじっと
ローマのコロセウムに
ミラノで、私は修道院の〔ほか〕

著者等紹介

佐野洋子[サノヨウコ]
1938年北京生まれ。絵本作家。武蔵野美術大学デザイン科卒。ベルリン造型大学でリトグラフを学ぶ。著書に『おじさんのかさ』(サンケイ児童出版文化賞)『わたしのぼうし』(講談社出版文化賞絵本賞)『100万回生きたねこ』等の絵本、『わたしが妹だったとき』(新美南吉児童文学賞)『こども』『嘘ばっか 新釈・世界おとぎ話』等の童話の他に、『私の猫たち許してほしい』『アカシア・からたち・麦畑』『佐野洋子の単行本』等のエッセイ、小説『コッコロから』がある。翻訳、脚本も手掛け精力的に活躍。近著に『あれも嫌い これも好き』などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アクビちゃん

66
【積読本】~にゃんこまつり2019~ 佐野洋子さんによる猫のエッセイ。佐野洋子と言えば「100万回生きたねこ」が有名ですよね。そのモデルとなったであろう猫が登場したり、昔と今の猫の立ち位置の違いが書かれていて確かに!と思ったりしました。昔、猫はネズミが捕るのが仕事で、湯たんぽの役目だったから、昔の猫が今の猫を見たら何て思うかな?! 気付けば、人生の半分以上 猫と暮らしている私ですが、実は私も一緒に暮らす前は猫が苦手でした… 佐野さんと一緒!と思わず苦笑(^_^;)2019/02/16

九月猫

50
うーんと昔、確かにネコとヒトの関係はこんなだった。私がちっちゃい頃は飼い猫でも表を自由に歩き回ってるコがほとんどだったし、いわゆる「ねこまんま」が猫の正式なご飯として認識されていた記憶。いま読むとびっくりすることも多いけどね。猫は猫以上の存在で、だけど、猫は猫でしかなくて。その距離感が猫を愛するヒトだけでなく、ネコも幸せにしてますように。❝あんたも生きているし、わたしも生きている。こんな近くで、わかったような、わかんない関係で。(P59)❞2017/02/22

ちゆりさん

14
今日は朝から猫の捕獲。丸顔で人の良さそうなグレちゃん。捕まらないんだよなぁ。野良なのに栄養いっぱい、「首根っこつかんで!」って思ったけど、お肉いっぱいついててつかめない。ヌルッっと逃げられた。そんな事があったので、再読です2018/11/15

えみさん13

9
猫ばっか2015/01/09

於莵丸@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

7
可愛い…というよりは佐野さんの絵柄のような、たくましい、何処か一癖あるようなふてぶてしい猫たち。『100万回生きたねこ』の白猫のモデルであろう子もいたり。個人的には表紙&挿し絵の和服を着たりりしい猫にきゅんきゅんしました。2011/01/09

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