出版社内容情報
【内容紹介】
輝きたいのに輝けないの
自分を生かす世界を探し求めるすべての女性に贈るメッセージ!
なんの取り柄もない25歳のOL・高沢なつみ。「結婚という選択肢」のない恋愛に破れ、彼女が選んだのは海外留学だった。一歩踏み出すために、いま必要なことはなに?自ら輝くためには、男をそして自分自身をどう愛したらいいのか。夢を諦めないすべての女性に贈る、切ない、それでいて元気が湧いてくる物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
凛
5
主人公なつみにものすごく共感した。失敗しないことより、何らかの壁にぶち当たった時、そこからどう立ち上がるかが大切だと感じた。「先が見えないってワクワクする」「一人で生きようとしたからって、可愛くない女ということにはならない」愛し方は人それぞれなんだなぁ。2015/10/25
たまごかけごはん
2
昼ドラみたいでぱーっと読んでしまった! みんな決意をしてもすぐ揺らいでしまう中、洋太郎は自分を貫き通してるのがよかった。(危ういところもあったけど) 登場人物みんな、幸せに貪欲なところも人間らしさが出ていて共感ができたし、いけないことをしていても一概に最低、とは思えなかった。最後のタイトルの回収もよかった。2025/04/28
餃子
2
刺さるー、泣ける。もうあっという間に20代も半ばで、周りはどんどんキャリア積んで恋愛も上々で、取り残されているような気持ちになる。こどものころに思っていた20代なんてもっとキラキラで堂々としてて順風満帆だと思ってた。わたし、いつもギリギリで崖っぷちのその日暮らし。海外に行けば道が開けるって思っていたのに殴られたような衝撃。どの場所でもやれる人はやるし潰れる人は潰れるのか。渡航は言い訳とキッカケに過ぎないね。2022/07/12
れっこ
2
結婚も意識していたが、誰とも結婚する気はないという彼との恋愛に絶望し、新しい一歩として海外留学という選択をし、全てを精算して、イタリアで新しい生活をスタートさせた25歳の女性の物語。夢も希望も持って始めた海外での生活は甘くなく、絶望から諦めの境地へ。それでも懸命にもがいて復活していく様に共感を覚える。2003/11/03
さえぴ
1
失恋した友達におすすめする本をさがしていてみつけた。1人の人を忘れられない気持ちは痛いほどわかる。忘れようと思ってとった行動が逆効果になったりすることも。失恋したときにこの本を読むと、前向きになれるかもしれないし、好きな気持ちが蘇ってまたくよくよするかもしれない。だからその友達におすすめはできないけど、登場人物に共感できるところが多すぎておもしろかった。2020/04/29
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- 和書
- かえるじゃん