講談社文庫<br> 奪回者

講談社文庫
奪回者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 532p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062730198
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

「貴様なら娘を守れる。エリカを見張ってくれ」国防総省高官ワイアット大佐の依頼だった。プロのボディーガード・アティカスは早速チームを組み、十五歳の少女を守るべく臨戦体制に入った。敵は名うての英国特殊部隊出身の誘拐チームだ。生死を賭けた攻防が続く。守護者としての誇りがはじけるハードボイルド。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Panzer Leader

53
シリーズ第二作。アティカス、プロのボディーガードを自認する割には脇が甘々。警備対象を逃走させたり誘拐されたりじゃあいかんでしょう。完璧に警備することはできないとかうそぶくし下半身は軽い。最後の発砲も必要があったのかちょいと疑問。自分主人公に感情移入しながら読むんでイライラ感が募る。主人公の行く末よりエリカやブリジットの将来の方が心配。2020/05/24

くたくた

44
今回も痛い痛い、いたぁぁぁい!前作は心が痛そうだったが、今作はとにかく肉体的に痛い。作者のドSぶりが光っている。エリカの言葉使いはもう少し何とかならなかったものか?前作では気にならなかった翻訳も、ん?と思うところあり。でも読み易さにはさほどの影響はなし。今回もぐんぐん読ませてくれる。国防総省の諜報用裏資金“スーパーブラックマネー”を原資に、SAS上がりの傭兵を抱き込んで、壮大な夫婦喧嘩がマンハッタンで勃発。父親も母親も大概だが、ロバートがスマートでプロフェッショナルなのがわたし好み。頑固なところも良し。2019/03/29

ずっきん

42
アティカスシリーズ2作目。SASの誘拐チームから少女を守るミッションを根幹に、前作を思いっきり引きずった内容。シリーズを通して読んで一作品だという意味がわかってきた。アクション物ではあるがチートがチートと戦う話ではなくかえってリアルに感じるし、攻防の合間合間に挿し込まれる人間ドラマも超濃厚。つか、こっちが主軸かな。あー、これはもうやめられないです、降参です。騙されっぱ若造アティカス、キサマは満身創痍でいったいどこに向かうというのだ。そんな君が大好きだが小一時間説教もしたい。2018/04/02

bookkeeper

40
★★★★☆ 再読。かつての上官である大佐から娘エリカの護衛を依頼されるアティカス。何故か彼女はSASー英国特殊部隊につけ狙われていた。  敵を制圧するプロが襲い掛かってくるのだから、アクションシーンは迫力満点。相棒、恋人…信じていたものを失った登場人物達が過ちを犯して更に傷口を広げていく。前作に続き子供にも容赦無いが、エリカだけは傷だらけになりつつも最後に"信じていたもの"に守られる。孤独を深めていく主人公…色々痛いし危なっかしいよ! 「言っただろ、きみを傷つけようとするものはだれであれ、撃ち殺すと」2020/02/22

武蔵野きつね

25
アティカスシリーズ2作目。今回もボディーガードのハードボイルド。守るのは15歳の少女。ボディーガードは普通のハードボイルドとはちょっと違う。普通のハードボイルドは主人公が事件を解決するのだが、ボディーガードは仕事が違う。事件の解決ではなく対象の警護が優先だ。だから1人で行うことはできない。チームで行動する。また敵がどこから攻めてくるかわからないし、完璧な警護は存在しない。あらゆる状況下で最善をつくすしかない。その難しい任務がストーリーを面白くする。2017/02/18

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