講談社+α新書<br> ポピュリズムと欧州動乱―フランスはEU崩壊の引き金を引くのか

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講談社+α新書
ポピュリズムと欧州動乱―フランスはEU崩壊の引き金を引くのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062729925
  • NDC分類 312.35
  • Cコード C0236

出版社内容情報

ルペンと国民戦線の台頭は、フランスそして西ヨーロッパが守ってきた自由民主的な価値観の変質を意味するのか? その行方を占う。イタリア・オランダ、そしてフランス。
ポピュリズムの波はヨーロッパを覆い尽くすのか?

格差、難民問題を解決できず、党派争いを繰り返す既成政党。
その一方で、トランプと同じように「国益第一」を掲げ、
国民の不満・不安を吸収して大きく成長してきたポピュリズム勢力。
すでに一過性のブームという段階を超え、
政権を担える実力を蓄えつつある。

ポピュリズム勢力は、反イスラム主義、反EUのみならず、
プーチン・ロシアとの密接な関係、
強権的な政治手法も共通点としてあげられるだろう。

そんな彼らが政権を取ることは、ヨーロッパの政治・経済地図のみならず、
ヨーロッパが戦後守ってきた自由・寛容・民主主義といった価値観も
変質することにつながるだろう。

目前に大統領選挙を控え、ルペン・国民戦線の躍進に揺れるフランスを中心に、
歴史の転換点にいるヨーロッパのいまを描き出す。

【目次】
はじめに        
第一章  イスラム過激派の世界から
第二章  『服従』の共和国 
第三章  デカダンスの十年、迷走の四十年  
第四章  先細りする外交大国
第五章  国民戦線はなぜ台頭したか   
第六章  マリーヌ・ルペン権力への道        
第七章  悪魔は本当に去ったのか
第八章  分断、排除、ノスタルジー       
第九章  ワシントン・パリ・モスクワ枢軸          
第十章  混迷の春
第十一章 ロシア色に染まるフランス

はじめに 欧州が欧州でなくなるとき
第一章 イスラム過激派の世界から
第二章 『服従』の共和国
第三章 デカダンスの十年、迷走の四十年
第四章 先細りする外交大国
第五章 国民戦線はなぜ台頭したか
第六章 マリーヌ・ルペン 権力への道
第七章 悪魔は本当に去ったのか
第八章 分断、排除、ノスタルジー
第九章 ワシントン・パリ・モスクワ枢軸
第十章 混迷の春
第十一章 ロシア色に染まるフランス
おわりに 近ごろ世界で
主要参考文献


国末 憲人[クニスエ ノリト]
著・文・その他

内容説明

トランプ―ルペン―プーチン枢軸が塗り替える世界地図。民主主義からポピュリズムが生まれ、ポピュリズムから民主主義の否定へ。

目次

第1章 イスラム過激派の世界から
第2章 『服従』の共和国
第3章 デカダンスの十年、迷走の四十年
第4章 先細りする外交大国
第5章 国民戦線はなぜ台頭したか
第6章 マリーヌ・ルペン 権力への道
第7章 悪魔は本当に去ったのか
第8章 分断、排除、ノスタルジー
第9章 ワシントン・パリ・モスクワ枢軸
第10章 混迷の春
第11章 ロシア色に染まるフランス

著者等紹介

国末憲人[クニスエノリト]
朝日新聞GLOBE編集長、青山学院大学文学部フランス文学科非常勤講師。1963年、岡山県生まれ。85年、大阪大学卒業。87年に紀行「アフリカの街角から」で朝日ジャーナル大賞優秀賞を受賞。同年パリ第2大学新聞研究所を中退して朝日新聞社に入社し、パリ特派員、パリ支局長、論説委員を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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HANA

62
フランスにおけるポピュリズムの拡大を、主に国民戦線拡大を通して追った一冊。右翼左翼越えてそれまでの政治に飽き足らない人を掬い取る人間や政党が躍進するのはアメリカ大統領選以降様々な本が言及しているが、本書の興味深い点は躍進した方の変化。国民戦線がそれまでの立場を一見捨てて、中道寄りに見せようとしている点等特に面白い。ただ本書は2017年発行なのだが現在から見ると著者の危惧したような事は起きず、当時の大統領選は順当にマクロンが勝ちトランプは言葉以上に過激な事は何もしなかった。ロシアだけが不気味な動きしてるが。2022/02/14

スプリント

3
ルペン一族のフランス政界での立ち位置がよくわかります。2017/07/31

老兵

2
記者としてルペンやマクロンと対話したことがある著者の良著。現在の混乱を生みだしたフランス政治の背景を描いている。仏大統領選に興味がある方にはおすすめ。サルコジやオランドには欠けているマリーヌ・ルペン個人の魅力を認めつつ、その統治の権威主義性に警鐘を鳴らす。2017/04/29

taming_sfc

1
フランスの視点から現代欧州のポピュリズムと混乱のもつれた糸をほどく試み。ルペン(娘)についての叙述などは、現在の日本では国末さんしか書けまい。2018/05/22

転輪王

1
 嫌いな書き方でつまらなかった。自分の意見を、わざわざ「上手い形」で言おうとするような感じが鬱陶しい。なんかフィクションじみたストーリーテリングをしているような感じであり、純粋に勉強したい身としては嫌であった。  内容については、フランスが相当な瀬戸際で、現在進行で苦しいということを知った。テロが結構あるというイメージしか無かったが、政府の無能さも大きかったんだなと感じた。他、終盤のロシアと割と仲が良かったという話は、この間読んだ第一次世界大戦の本のおかげで、そりゃそうだと感じた。2017/10/29

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