出版社内容情報
田安徳川家第11代当主が語る、知られざる江戸人の科学的技術、知識、胆力、知力。世界を凌駕しリードする日本人は昔からすごかった 田安徳川家の第11代当主であり、ベストセラー作品『徳川家に伝わる徳川四百年の内緒話』等で知れられる、徳川宗英氏の最新刊が登場。
日本のみならず、世界に江戸ブームが巻き起こる中、そんな江戸時代を生きた日本人たちには、「天才」がたくさん存在に、世界最高の知的社会であった事実をつまびらかにします。しかも、その多くが、身分の低い侍や、庶民の中から登場しました。そのDNAを受け継ぐからこそ、現代の日本、日本人は、世界をリードするほどの独自性と創造性を兼ね備えているのです。
そして、そのきっかけをつくったのが、著者のご先祖にもあたる「徳川吉宗」。無類の科学好き、西洋かぶれであった吉宗の存在がいかに日本を変えたか。徳川家の人でしか語られない秘話がふんだんに盛り込まれています。
勇気と自信を失いつつある日本人に、自分たちの可能性を気づかせる一冊です。
プロローグ 江戸時代の日本人は偉かった!
第1章 大衆文化が生んだ「コンテンツ大国・江戸ニッポン」
第2章 和算で庶民の計算力は世界最高水準!
第3章 江戸時代は「鎖国」ではなかった!
第4章 世界に誇る日本の「伝統のワザ」
第5章 世界で最も早く「科学の大衆化」を実現
徳川 宗英[トクガワ ムネフサ]
著・文・その他
内容説明
「廻り舞台」は歌舞伎が世界初!大名も密かに楽しむ風刺と性愛。江戸庶民の計算力はすごかった。江戸時代は「鎖国」ではなかった!「科学将軍」の登場は時代の必然。パナマ運河の180年前に同方式。神田白壁町長屋発のルネサンス。世界に類を見ない和時計の技術。世界一、世界初が盛り沢山。
目次
第1章 大衆文化が生んだ「コンテンツ大国・江戸ニッポン」(庶民が自由だったのは日本だけ;家康の財宝と貨幣経済の発展 ほか)
第2章 和算で庶民の計算力は世界最高水準!(江田島海軍兵学校で見た原爆;理系少年の遊び方 ほか)
第3章 江戸時代は「鎖国」ではなかった!(海外貿易・技術導入を進めた家康;実学・科学志向の将軍吉宗登場 ほか)
第4章 世界に誇る日本の「伝統のワザ」(百年単位で建築を考えた日本人;新歌舞伎座に凝縮された匠のワザ ほか)
第5章 世界で最も早く「科学の大衆化」を実現(江戸後期に加速した科学の大衆化;日本のダ・ヴィンチ、平賀源内 ほか)
著者等紹介
徳川宗英[トクガワムネフサ]
1929年、ロンドン生まれ。御三卿筆頭・田安徳川家第11代当主。学習院、江田島海軍兵学校を経て慶應義塾大学工学部卒業。石川島播磨重工業にて海外事業本部副本部長、IHIエンジニアリングオーストラリア社長、関西支社長、石川島タンク建設副社長などを歴任。95年に退職ののち、静岡日伊協会名誉顧問、全国東照宮連合会顧問、社団法人霞会館評議員、一般社団法人尚友倶楽部監事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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