講談社+α新書<br> 地名に隠された「南海津波」

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講談社+α新書
地名に隠された「南海津波」

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  • サイズ 新書判/ページ数 182p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062727952
  • NDC分類 453.4
  • Cコード C0295

出版社内容情報

前著『地名に隠された「東京津波」』に続き、地域を東南海に広げて地名の隠された意味を探り、津波の怖さを教える一冊。●「浦・津・川」モデルの危険地域
●「東海道」が消えたのはなぜ?
●「水の都」大阪
●津々浦々の危険地域
●「街道」に逃げるか「神社」に逃げるか
●日本最古の高台移転
●地名から見える原発の危険度
●「砂上の楼閣」の浜岡原発
●「鈴浪」が津波の兆候
●「海辺」に視点を

序 「南海トラフ津波」の恐怖
第1章 浦・津・川・浜の地名が危ない
第2章 「浦・津・川」モデルの地名に浮かぶ名古屋
第3章 海の孤島だった大阪
第4章 “津々浦々”にある危険な地名
第5章 地名が示す「どこに逃げるか?」
第6章 地名と地形から見える“原発の危険度”
第7章 津波碑からのメッセージ
結論 「海辺」に視点を!


谷川 彰英[タニカワ アキヒデ]
著・文・その他

内容説明

大阪、名古屋のこの地名を、津波が襲う。太平洋岸の“津々浦々”にある危険な地名、古人からの忘れ得ぬ戦慄のメッセージ。

目次

第1章 浦・津・川・浜の地名が危ない
第2章 「浦・津・川」モデルの地名に浮かぶ名古屋
第3章 海の孤島だった大阪
第4章 “津々浦々”にある危険な地名
第5章 地名が示す「どこに逃げるか?」
第6章 地名と地形から見える“原発の危険度”
第7章 津波碑からのメッセージ

著者等紹介

谷川彰英[タニカワアキヒデ]
1945年、長野県松本市に生まれる。松本深志高校を経て東京教育大学(現筑波大学)教育学部に進学。同大学院教育学研究科博士課程修了。柳田国男研究で博士(教育学)の学位を取得。筑波大学教授、理事・副学長を歴任するも、定年退職と同時にノンフィクション作家に転身し、第二の人生を歩む。学問の壁を超えた自由な発想で地名論を展開。テレビ・ラジオなどでも活躍。筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

64
「谷」、「久保」、「窪」、「池」、「落合」、「池尻」などがつく地名は低地の可能性が高くには要注意のことです。その他、「江」、「川」なども同様に注意が必要です。液状化では「砂」、「浜」などが危ないとのこと。浅草の語源は、浅瀬に草が生えているとか…。江戸時代に大きな津波があり、それを記録に残すための碑が立っているところも多いそうなので、気を付けてみておくのがいいかも知れません。今後高確率で来るとされる大地震への備えは、できる限りしておきたいものです。2024/02/10

じゅん

2
地名という観点で津波への警告を記した新書です。単純に沿岸地域が危険という訳ではなく、「浦・津・川」モデルの地域の被害が甚大であることが説明されている。3.11で被害を受けた実家近辺も、浦・島・浪・浜・崎なんかがそこらじゅうにあるので、頷きっぱなしでした。つくづく人間は天災を忘れてしまうものなのですね。もっと先人の熱いメッセージに耳を傾けなくては!歴史的な地名の成り立ちなどの蘊蓄もあり、お得感がありました。順番が逆になったけど、次は「東京津波」を読んでみます。2013/04/21

スターリーナイト

1
2022-322022/04/23

緑のたぬき

1
先人のつけた漢字地名には、土地の成り立ちがこめられており、津波、水害リスクを知ることができる。どの原発もだいたい海岸線、しかも沼地などの埋め立て地にあり、地震、津波に弱い。なかでも太平洋岸の浜岡が砂地で危ない。2020/04/07

matypoyo

1
100年に一度のことにどれだけ気を配れるか?生きているうちにあるかないかわからない。 ただ、起こったときには大惨事が見えている。 昔の人はそれを未来に残すために、地名や石碑等に込めた。それを参考にするかどうかは今を生きている人の判断一つなんだろうなと。 地名というのは、その土地の成り立ちから決まっているのを考えると、区画整理とかで名前を変えていくのっていいのかな?とも思えてしまいます。2017/03/05

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