講談社+α新書
平常心を鍛える―自衛隊ストレスコントロール教官が明かす「試練を乗り切るための心の準備」

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062727341
  • NDC分類 498.39
  • Cコード C0295

出版社内容情報

自衛隊は、戦場や災害派遣のような悲惨な現場で働く。そんな環境の中でも、隊員は任務を遂行できなければならない。あるいは、受けたショックの影響をできるだけ小さくし、次の任務に備えなければならない。それをメンタル面から支援するのが、私の役割だ。
そんな経験の中で、大きなショックのあと早く立ち直ることができる人と、そうでない人では、「心の持ち方のパターン」が違うということに気がついた。
前者は、出来事にショックを受けても、比較的早くいつもの自分に戻れる。本書では、この力を「平常心」と呼び、その平常心を鍛える方法論を紹介しようと思う。


下園 壮太[シモゾノ ソウタ]
著・文・その他

内容説明

その哀しみは「あなた」のせいじゃない―。惨事後に襲う「セカンドショック」が危ない。自衛隊に学ぶ「折れない心」の磨き方。

目次

序章 なぜ、人の「心」は壊れるか?
第1章 ファーストショックに備える
第2章 セカンドショックと情報
第3章 「情報災害」から身を守る
第4章 セカンドショックと疲労
第5章 PTSDと精神科を受診すべきとき
第6章 「次の試練」に備える

著者等紹介

下園壮太[シモゾノソウタ]
1959年、鹿児島県に生まれる。1982年、防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊入隊。陸上自衛隊初の心理幹部として、多くのカウンセリングを手がける。大事故や自殺問題への支援も数多く、現場で得た経験をもとに独自のカウンセリング理論を展開。現在は、陸上自衛隊衛生学校で、コンバットストレス教官として、衛生科隊員(医師、看護師など)に対するコンバットストレス、メンタルヘルス、カウンセリングなどの教育にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケロコ

27
思っていた内容とは少し違って、私の実生活に直接的に役立てそうな事はなかったのだけれど、大枠は理解できた。パニックに陥るとき、陥った後の対処法について、活用していけたらと思う。2015/10/09

ごへいもち

22
ストレス解消に一番良いのは愚痴を言うことらしい。納得2013/08/04

17
惨事が起こった時ぜひこの内容を思い出したいです。果たして、ファーストショック中に思い出せようか?(笑)あと愚痴こぼすこと、人に思いの丈をぶちまけることは良いみたいですね。私も職場の先輩方と集まって愚痴会開催することがあり私の場合、その光景と会話の内容のネガティブさで気持ちが沈むんですが(笑)先輩方は毎回スッキリされてるみたいです。何はともあれ自衛隊の災害対応には頭が下がる思いです。2014/06/05

太田青磁

17
自衛隊のストレスコントロールの教官が、試練と向き合い不安を乗り越える心の準備を教えてくれます・セカンドショックに注意・自情報との適切な距離を取ることが必要・危機を感じたら誰かといっしよに対処する・過剰な疲労はコントロールしなければ必ずつけが回ってくる・一年間は喪に服す、自覚症状はなくても過剰に反応しやすい・自分のためより人のための方が大きな力が出る・全体を見ない。与えられた任務に集中する・少しでも改善していると認識できる出来事を毎日準備する・ひとはそんなに敵ばかりでない。話して懐に飛び込めば助けてくれる2013/09/28

百太

15
【メメント3.11参加】あの日から2年がたち「セカンドショック」に陥りそうな自分の為に読みました。 2013/03/12

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