出版社内容情報
自衛隊は、戦場や災害派遣のような悲惨な現場で働く。そんな環境の中でも、隊員は任務を遂行できなければならない。あるいは、受けたショックの影響をできるだけ小さくし、次の任務に備えなければならない。それをメンタル面から支援するのが、私の役割だ。
そんな経験の中で、大きなショックのあと早く立ち直ることができる人と、そうでない人では、「心の持ち方のパターン」が違うということに気がついた。
前者は、出来事にショックを受けても、比較的早くいつもの自分に戻れる。本書では、この力を「平常心」と呼び、その平常心を鍛える方法論を紹介しようと思う。
下園 壮太[シモゾノ ソウタ]
著・文・その他
内容説明
その哀しみは「あなた」のせいじゃない―。惨事後に襲う「セカンドショック」が危ない。自衛隊に学ぶ「折れない心」の磨き方。
目次
序章 なぜ、人の「心」は壊れるか?
第1章 ファーストショックに備える
第2章 セカンドショックと情報
第3章 「情報災害」から身を守る
第4章 セカンドショックと疲労
第5章 PTSDと精神科を受診すべきとき
第6章 「次の試練」に備える
著者等紹介
下園壮太[シモゾノソウタ]
1959年、鹿児島県に生まれる。1982年、防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊入隊。陸上自衛隊初の心理幹部として、多くのカウンセリングを手がける。大事故や自殺問題への支援も数多く、現場で得た経験をもとに独自のカウンセリング理論を展開。現在は、陸上自衛隊衛生学校で、コンバットストレス教官として、衛生科隊員(医師、看護師など)に対するコンバットストレス、メンタルヘルス、カウンセリングなどの教育にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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