社会科学の冒険
タイ中小企業政策と日本―通貨危機時の経験

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784904701485
  • NDC分類 335.35
  • Cコード C0033

出版社内容情報

タイは通貨危機のどん底からいかに「アジアのデトロイト」へと変貌できたのか?当時の関係者が日・タイ官民の協力を学問的に分析。

大辻義弘[オオツジヨシヒロ]
1955年京都生まれ。1979年東京大学法学部卒業後、通商産業省入省。1985年ワシントン大学(シアトル)法学修士。1998年南東アジア課長、2000年バンコクJTRO所長、2003年経済協力課長、2004年JTRO企画部長など東アジア関係の仕事に従事。2011年内閣府沖縄振興局長で退官。現在?国際経済研究所副理事長、政策研究大学院大学(GRIPS)客員教授。博士。
共著『アジア政治経済論』(NTT出版、2000年)他。

内容説明

タイは通貨危機のどん底から如何に「アジアのデトロイト」へと変貌できたのか?当時の関係者が日・タイ官民の協力を学問的に分析する意欲作!

目次

第1章 通貨危機後のアジアネットワークの変容(アジア通貨危機;カッツェンスタインの地域統合に関する欧亜比較;末廣昭による危機克服政策3分類;大野健一の「東アジアで活用される日本の産業政策分析」)
第2章 アジア通貨危機後のタイ経済と日本の対応(アジア通貨危機の原因;産業構造改善事業と日本の協力;経済危機緊急対策事業としての1万人研修;巡回指導制度の導入)
第3章 水谷ミッションによる中小企業政策提言(ミッションを取り巻く当時の政治環境;水谷顧問の中小企業政策提言;水谷ミッションの評価と課題;インドネシア浦田ミッションによる中小企業政策提言)
第4章 タクシン政権の中小企業政策(タクシン政権誕生と新しい政治思想;草の根振興政策としての一村一品運動の展開;海外からの直接投資による成長とアジアのデトロイトへの変容;泰日工業大学の設立と人材育成)

著者等紹介

大辻義弘[オオツジヨシヒロ]
1955年京都生まれ。1979年東京大学法学部卒業後、通商産業省入省。1985年ワシントン大学(シアトル)法学修士。1995年香港JETRO産業調査員。1998年南東アジア課長。2000年バンコクJETRO所長。2003年経済協力課長。2004年JETRO企画部長など東アジア関係の仕事に従事。産業政策局審議官などを経て2011年内閣府沖縄振興局長で退官。現在は(株)国際経済研究所副理事長、政策研究院大学(GRIPS)客員教授として東アジアについての調査・研究を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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T-hiro

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付け焼き刃はいけないことみたいな風潮があるが、何だって始めるときは付け焼き刃からだし、付け焼き刃すらしない人の方が多いのだから、要はそれで終わるな、という教訓と思う。そんな訳で、近々タイの会社と取引を始めるかも知れないので、付け焼き刃した(笑)通貨危機前後の時期に、日本がタイに向けて行った、国際的経済協力について解説した本。それぞれの施策の成果と課題、それがどのようにタクシン政権下で花開いたか、ということが述べられている。中小企業支援の方法のヒントにもなる良い内容でした。2019/04/07

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