出版社内容情報
タイは通貨危機のどん底からいかに「アジアのデトロイト」へと変貌できたのか?当時の関係者が日・タイ官民の協力を学問的に分析。
大辻義弘[オオツジヨシヒロ]
1955年京都生まれ。1979年東京大学法学部卒業後、通商産業省入省。1985年ワシントン大学(シアトル)法学修士。1998年南東アジア課長、2000年バンコクJTRO所長、2003年経済協力課長、2004年JTRO企画部長など東アジア関係の仕事に従事。2011年内閣府沖縄振興局長で退官。現在?国際経済研究所副理事長、政策研究大学院大学(GRIPS)客員教授。博士。
共著『アジア政治経済論』(NTT出版、2000年)他。
内容説明
タイは通貨危機のどん底から如何に「アジアのデトロイト」へと変貌できたのか?当時の関係者が日・タイ官民の協力を学問的に分析する意欲作!
目次
第1章 通貨危機後のアジアネットワークの変容(アジア通貨危機;カッツェンスタインの地域統合に関する欧亜比較;末廣昭による危機克服政策3分類;大野健一の「東アジアで活用される日本の産業政策分析」)
第2章 アジア通貨危機後のタイ経済と日本の対応(アジア通貨危機の原因;産業構造改善事業と日本の協力;経済危機緊急対策事業としての1万人研修;巡回指導制度の導入)
第3章 水谷ミッションによる中小企業政策提言(ミッションを取り巻く当時の政治環境;水谷顧問の中小企業政策提言;水谷ミッションの評価と課題;インドネシア浦田ミッションによる中小企業政策提言)
第4章 タクシン政権の中小企業政策(タクシン政権誕生と新しい政治思想;草の根振興政策としての一村一品運動の展開;海外からの直接投資による成長とアジアのデトロイトへの変容;泰日工業大学の設立と人材育成)
著者等紹介
大辻義弘[オオツジヨシヒロ]
1955年京都生まれ。1979年東京大学法学部卒業後、通商産業省入省。1985年ワシントン大学(シアトル)法学修士。1995年香港JETRO産業調査員。1998年南東アジア課長。2000年バンコクJETRO所長。2003年経済協力課長。2004年JETRO企画部長など東アジア関係の仕事に従事。産業政策局審議官などを経て2011年内閣府沖縄振興局長で退官。現在は(株)国際経済研究所副理事長、政策研究院大学(GRIPS)客員教授として東アジアについての調査・研究を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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T-hiro