講談社+α新書
「キャリアアップ」のバカヤロー―自己啓発と転職の“罠”にはまらないために

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062727112
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C0295

出版社内容情報

あなたの「自分磨き」は間違っていないか?『就活のバカヤロー』の著者が、転職、資格、自己啓発などキャリアアップにがんばる会社員の報われない現状を報告。悠々と生き残るための新たな視点を提案する!

内容説明

雇用不安という脅迫。英語・資格・仕事術、そして転職・起業…キャリアアップ漂流から学ぶこと。

目次

はじめに―「キャリアアップ」という曖昧な不安
第1章 なぜ、「キャリアアップ」に脅迫されるのか?
第2章 転職のバカヤロー
第3章 私の「キャリアアップ」漂流記
第4章 自分磨きのバカヤロー
第5章 20代のとき私が知りたかった12のルール

著者等紹介

常見陽平[ツネミヨウヘイ]
人材コンサルタント、大学講師、著述業。北海道札幌市に出まれる。一橋大学卒業後、氷河期時代の就活ののち、(株)リクルート入社。『とらばーゆ』編集部、トヨタ自動車との合併会社などを経て、玩具メーカーに転職し新卒採用担当に。2009年、(株)クオリティ・オブ・ライフ入社。実践女子大学、白百合女子大学、武蔵野美術大学で非常勤講師を兼務。夢は「面白い社会人を増やすこと」。就活分野においてはオピニオンリーダーとしてメディアでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

30
キャリアには本来アップもダウンもない。だから著者は、「具体的な夢と希望を持ち、環境の変化に適応しつつ、目の前のことをマジでやる」地に足のついた生き方を、自身の漂流経験をもとに提案する。資格取得は終わりではなく始まり、など自分がキャリア支援の仕事をしていて膝を打つポイントは多い。◇面白いと思ったのは、「視野の広さ」など終章に掲げられた生き抜くためのルールを著者が手に入れたのは、「キャリアアップ」を目指した漂流の過程だということ。だから逆に、自己啓発や転職の有効性を強く感じる。愚直にやるにもスキルは要るのだ。2017/05/28

ナナホシ

11
待ち時間にサラ読み。まだまだ模索は続くが目の前の仕事はしっかりきっちりやらねば‼自信は後からついてくる。その後どうするのかは自分次第。2015/12/23

ステビア

8
シコシコ生きていくしかないんですね。2014/04/10

yamikin

8
所謂コマーシャリズム臭プンプンの「キャリアアップ」に対する批判は同意するのだけど、なんなんだろう、この読み始めから一貫して流れる「胡散臭さ」は。きっと、本書自体も所詮そういった「キャリアアップ」というマーケットの文脈の中で生み出される商品だからなのだと思う。システムの外部から批判する本田由紀とちがうのはそこなのだと思う。これはあくまでシステム内部の言葉なんだよな。そこに「偽善的」な匂いを感じてしまうのだ。やっぱりそもそも「キャリア」とか「コンサルタント」という言葉がどこまでも胡散臭いんだよ。2011/06/18

寺田

4
人材コンサルタントの著者が自身の経験を踏まえながら展開するキャリア論。キャリアはキャリアであり、アップもダウンもない。キャリアアップしなければと焦る時期は誰にでも訪れるものであり、必要以上に不安になる必要はない。当たり前のことが多く書かれていたが、逆に当たり前のことを当たり前にやれる人が強いのだなぁと改めて思った。2015/06/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3086293
  • ご注意事項