内容説明
「定期」「終身」「転換」勘違いが悲劇を招く。言いなり加入では見抜けぬ「タネと仕掛け」!「生保商品設計のプロ」が暴く!大きな保障・安い保険料の裏の裏。
目次
第1章 「聞いていない」「騙された」は他人事じゃない(わずかな理解不足がトラブルに;生命保険で「定期」といえば… ほか)
第2章 人はなぜ「言いなり」で生命保険に加入してしまうのか(説明されない「重要事項」;生命保険は「売りにくる」商品 ほか)
第3章 後悔しない「生命保険の入り方」とは?(生命保険はあくまでも「商売」;「なんで?」に答えられるか ほか)
第4章 保険料を安くするさまざまな方法と転換のワナ(保障額を下げれば保険料も下がる;将来を無視して保険料を減らす ほか)
第5章 「医療保険」「変額年金保険」の利用をどう考えるか(「余命6ヵ月」ってどんな意味?;医療保険はとにかく面倒くさい ほか)
著者等紹介
坂本嘉輝[サカモトヨシテル]
1950年、千葉県に生まれる。東京大学理学部卒業。名古屋大学大学院理学研究科修士課程修了。1977年、太陽生命保険相互会社入社、数理部門にて、商品開発、保険料率・責任準備金・契約者配当率の計算、決算・収支計画などに携わる。1986年、ナショナーレ・ネーデルランデン生命保険会社N.V.(現アイエヌジー生命保険株式会社)入社。数理部長などを経て、財務部。企画部などを担当役員として所轄(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Naota_t
5
#2163/★3.2/簡単なようで割と難しい内容だった。「定期」「終身」「転換」など当たり前のように使っているが、正く理解できていなかった。最近、絶対保険に入らなきゃ!という話もあまり聞かない。もらえる保険金を期待値で計算する例は分かりやすかった。宝くじやギャンブルなど、期待値は必ず投資した金額以下になる。保険料も同じ結果だと聞いたら、考え方も変わるだろう。生命保険は人生を送る上で単なる「道具のひとつ」。資金が十分なら不要だし、共済保険でも十分な人もいる。強迫観念に駆られず、自発的に調べる気概が必要だ。2024/09/07
脳疣沼
2
自分で理解できない保険プランは組まないのが大切。2017/03/13
コホーー
1
生命保険に関しては何となく理解しているつもりでいましたが、本書を読んで改めて確信に変えることかできました。入門編な感じの内容ですね。2021/09/16
肇
1
保険については不勉強だったので、自分でもっと管理していかねば!と思って読んでみた。保険会社の知ってて当然と、一般人の認知度は差があるなと感じた。保険会社も慈善事業じゃないし、商売なのだと理解したうえで自分が納得したものに入るのが重要かな。2013/06/09
Ponyo
1
知っている前提で、でも面白そうだから読んでみた。一般の方は分からないことも多いよなぁ…と思いつつ、転換の詳しい仕組みなんかは自分も理解していなかったり。保険に限らず、仕組みをきちんと理解しておけば損することも少なくなるわけで、やはり何事もまずは知ること学ぶことが大事だなぁと思った次第。2013/05/28