内容説明
贋作名画、ニセ救急車、人造美女…驚愕の実態!NHK『激流中国』も描かなかった金儲け思考!新・超大国に跋扈する偽装商品の数々…背景にあるのはアメリカ顔負けの競争社会だった。
目次
第1章 スケールがケタ違い、ニセモノ国家プロジェクト(五輪も月面写真も宇宙遊泳も… 党&政府主導の“国家的偽装ラッシュ”;二一世紀も、あの方の「ブランド力」は別格! “毛沢東もどき”ビジネスの悲喜交々 ほか)
第2章 本家争いは続くよ、どこまでも―(「世界三大贋作村」はぜーんぶ中国にあった! ゴッホもピカソも手描きで一枚七五〇円!!;「ご主人様」よりコスプレしている自分に夢中 チャイニーズ「メイド喫茶」三都物語 ほか)
第3章 ニセモノだって、愛は愛でしょ(これも「和諧社会」PRの一環!? 性転換して人生謳歌、驚きの一家円満物語;中華版「アパートの鍵貸します」 サクッと愛を育める「即席ラブホ」が大繁盛! ほか)
第4章 医学界も生物学界もニセモノに揺れる(本家激怒「ニセ“協和医院”を駆逐せよ!」 オマケに「軍医院」のニセモノまで百花繚乱;病院前で客引き勧誘? それは設備豪華な「ニセ救急車」だった! ほか)
第5章 なりふり構わぬエリート教育サバイバル(“現代の科挙”に懸ける中国人たち 大学入試の「ニセ成績」を手に入れたい!;越境入学した生徒の住所は「公衆便所」 受験サバイバルを勝ち抜くために「ニセ華僑」! ほか)
著者等紹介
田中淳[タナカジュン]
1973年、千葉県松戸市に生まれる。「文革」直後に数度の中国旅行を堪能した祖母から大陸の雄大さを聞かされて育ち、1985年、(当時の)西武美術館「故宮博物院展」、1987年、映画「ラストエンペラー」と出会うに至り、“皇都”北京に強い憧れを抱く。中国旅行を重ねつつ「TokyoWalker」「TOKYO1週間」等のタウン誌編集を経て、2005年に北京大学へ。対外漢語教育学院で学ぶ。留学課程修了後も北京に留まり、デンマークの日刊紙「Avisen」や日本の新聞・雑誌の取材に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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