内容説明
産科医が産科学と現代社会を痛烈批判!医療による人工的出産こそが、母子の幸せを奪っている!お産を、再び女性たちの手に。
目次
第1章 自然なお産にたどりつく(お産は人間に残された最後の自然;医者はただの“お飾り”というお産 ほか)
第2章 真実のお産は生き方を変える(命を懸けるから、真実がわかる;本当のお産をすると女くさくなる ほか)
第3章 西洋科学主義がお産をダメにした(いまの産科学は安全、安心か;表面しか見ない医学部の教育 ほか)
第4章 お産はスピリチュアルなもの(お産はスピリチュアルな体験;お産は文化であり、宗教である ほか)
第5章 いのちある社会を(いいお産が世界を変える;アーミッシュの素晴らしさ ほか)
著者等紹介
吉村正[ヨシムラタダシ]
1932年、愛知県に生まれる。吉村医院院長。医学博士。名古屋大学医学部卒業。1961年より吉村医院院長として47年にわたり、2万例以上のお産に取り組む。産院の裏庭に江戸時代の茅葺き民家を移築し、そこで安産のために、妊婦に薪割りなどの「古典的労働」をすすめている。1999年には日本の伝統的な様式で「お産の家」を建築、和室で自然なままのお産を行う。現在も現役でお産に立ち会い、外来の妊婦に個別的で丁寧な指導を行っているほか、全国各地で講演会を精力的にこなしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あさみ
5
自然なお産の吉村先生。医学の教科書に書いてあるからといって、正しいのか?実践、実証、実感したのか?というところは、がん放置の近藤先生と通じるものあり。「パクパク、ゴロゴロ、ビクビクしない」耳が痛いです…。最近寝ても体のだるさが取れなかったけど、試しに30分歩いて通勤してみたら、だるさがなくなった!続けられるかなぁ。これから暑くなるしねぇ…2014/07/17
Humbaba
3
医学は技術も重要だが、それが全てではない。心の動きが体に与える影響は、普通の人が想像しているよりもずっと大きい。現代のように医療が発達指定ない時代でも子どもを産み続けてきたからこそ、現代まで我々は行き続けることが出来た。その時は不必要な不安を煽る情報が蔓延していなかったというのもプラスに作用しただろう。2016/09/24
ayaca
3
目からウロコ。多くの人に一度は読んで欲しいとおすすめしたい一冊だと思った。2016/05/03
薔薇喰い姫
3
世界はバラバラになりすぎた!命はもっと単純なものだ!!2014/10/26
summer
2
本当に読んで良かったです。子供3人産んでもう40歳ですが、吉村先生の話を聞いてもう一度お産体験したいと思ったくらいです。10年早く知っていれば吉村先生の提唱するような産み方で産みたかったです。つるりとした子どもを気持ち良く産むには、なんとしても自分の意思でなんとか産んでやるんだという気持ちが必要という箇所にとても共感できます。今の病院の環境や取り巻く情報の中ではそんなお産が皆無に等しいです。私も初産のときはどこか人任せでした。第3子が初めて自分の意思でほぼフリースタイルで産めました。2024/09/25