内容説明
科学の力でわかった格闘技の極意とは?武道の達人技に隠された謎を徹底解析!三船十段の空気投げから、グレイシー柔術まで世界的物理学者が武道の奥義に肉迫する。
目次
第1章 柔道VS.物理学(三船十段の空気投げ;二足直立の盲点と補強 ほか)
第2章 空手VS.物理学(跳び蹴りは効くのか?;突き蹴りの極意 ほか)
第3章 総合格闘技VS.物理学(ボブ・サップ選手の異変;グレイシー柔術の四つ足技 ほか)
第4章 武道の究極奥義「合気」(異種格闘技戦最強技との対決;究極奥義の威力 ほか)
第5章 合気VS.物理学(万能の究極奥義;触れずに倒すという真実 ほか)
著者等紹介
保江邦夫[ヤスエクニオ]
1951年、岡山県に生まれる。東北大学で天文学を、京都大学と名古屋大学で数理物理学を学ぶ。スイス・ジュネーブ大学理論物理学科、東芝総合研究所を経て、現在ノートルダム清心女子大学大学院人間複合科学専攻教授、専門学校禅林学園講師。確率変分学を開拓し、量子力学においても最小作用原理が成り立つことを示したことで世界的に知られる。大東流合気武術佐川幸義宗範門人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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へいほー
8
究極奥義というと怪しさが増してしまう。合気のレベルがわからないが、いろいろな人が合気を使えるであろうと予想されます。そんな中でのこの文章は武術に打ち込んでいる人に不快感を与えるんでは?と感じてしまいます。なんだか自分の周囲を特別視しすぎ?でも、まあ内容は興味深かったですけどね。2016/01/22
もんき
4
高田馬場BIGBOXの催事広場の古本で購入。普通の我々からすると実にバカバカしいことに情熱を燃やしている。だが、それがいい!と思いました。 究極奥義が解明できなくても、体の動きを力学の観点からしっかり説明できるということ自体はとても社会に有益だと思います。介護とかに役に立ちそう。頑張ってください。2013/01/10
もるもる
4
究極奥義(←この呼び方どうにかならないものか)がでてくる5章で途端にうさんくさくなる。データはとっているものの、彼自身が究極奥義を使えることが前提だからだ。そんなに主張するなら、ちゃんと反証を上げたり、別の方法による再現実験してほしい。電極させばすぐできるでしょ。2010/09/22
小島輝彦
3
表現の仕方や例えなどが、面白く読みやすいなと感じました。
mat
3
また読んでしまいました、ここにも覚者がいました。大森曹玄さんにも読んでほしい!2014/09/02