中公文庫<br> ピアニストは指先で考える

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中公文庫
ピアニストは指先で考える

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  • サイズ 文庫判/ページ数 387p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122054134
  • NDC分類 763.2
  • Cコード C1173

内容説明

親指、爪、耳、眼、足…。身体のわずかな感覚の違いを活かして、ピアニストは驚くほど多彩な音楽を奏でる。そこにはどのような秘密があるのか?鋭敏な感覚を身につけるにはどうすればよいのか?モノ書きピアニストとして活躍する著者が綴る、ピアニストの身体感覚とは。

目次

1 ピアニストの身体
2 レガートとスタッカート
3 楽譜に忠実?
4 教えることと教わること
5 コンサートとレコーディング
6 ピアニストと旅
7 演奏の未来

著者等紹介

青柳いづみこ[アオヤギイズミコ]
ピアニスト・文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの両氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。東京芸術大学大学院博士課程修了。1989年、論文「ドビュッシーと世紀末の美学」により、フランス音楽の分野で初の学術博士号を受ける。90年、文化庁芸術祭賞受賞。演奏と執筆を両立させ、著書には『翼のはえた指 評伝安川加壽子』(吉田秀和賞)、『青柳瑞穂の生涯』(日本エッセイスト・クラブ賞)、『六本指のゴルトベルク』(講談社エッセイ賞)、などがある。大阪音楽大学教授、日本ショパン協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひめか*

47
左親指の根元が陥没しているのは私も同じ。これから難曲を弾く上でネックになるから、早く治したいけどなかなか完全には治らない。親指の使い方が上手い人は演奏が上手い。指や腕のストレッチや力を抜く練習なども重要だと思った。音楽とはいえスポーツみたい。演奏会の朝は布団の中で曲を一通り頭の中で鳴らしてみるイメトレは効きそう。暗譜の仕方はいろいろ。視覚的、聴覚的、運動感覚的、頭脳的・分析的→演奏家によって異なる。私は指の感覚と耳で暗譜するから方法の多さに驚く。「音と言葉」コラム共感。物書きピアニストという肩書きいいな!2015/10/29

Miyako Hongo

18
ちょっとだけ、のつもりでめくったら止まらなくなった。音楽と文筆の二足の草鞋を履く筆者の本。 □心と体は繋がってて、身体感覚が違う人の考え方は独特だと思うので、ピアニストがどんな風に考えるかは興味ある。基礎教育専門で身体機能に造詣深いらしく、指や全身のストレッチ、マッサージや鍼灸の話が興味深かった。作曲家や演奏者、音楽教育の話題も豊富。でも一番は言語表現。「音を掴む」とか「音の粒立ち」とか、演奏者ならではの表現が新鮮。外来語の演奏用語より、こういう言い方の方がぐっとくる。2016/05/29

胆石の騒めき

17
(★★★☆☆)音楽教育を受けた人が読むと、より共感でき面白いのではないだろうか。しかし、著者の言うところの「クラシック界を神秘的な別世界のように感じていて、演奏家の秘密をほんのちょっとでも知りたい人」である自分にとっても十分面白い。「芸術作品は、心の動揺でできている」という言葉が印象的。「楽譜に忠実である」ことについても述べられているが、天才作曲家の情感が楽譜上に表しきれるとは思えない。その行間(?)を優れた感性で補い表現できる演奏家が、良い演奏家であり、その感性に魅かれて好きな演奏家が出来るのだと思う。2018/03/27

双海(ふたみ)

14
軽快なコラムに笑った。著者のキャラクターが出ていてにやける(笑) コンサートの打ち上げは、生ビールに限るとのこと。「打ち上げの一杯!がなかったら、とうにピアノ稼業から足を洗っていたに違いない」って(笑) ピアニスト兼物書きなので文士並みの足の踏み場もない部屋・・・(笑) しかし、初見のスピードには驚いた。「1週目は譜読み、2週目に暗譜して3週目にはもう上げてしまうのが普通」さすがプロ。2020/09/20

カタコッタ

13
再読。この本は私の密かな愉しみとして、常に少しずつ広げては読んでいる。音楽、特にピアノに興味がある方は楽しい発見を必ずするだろう。何度読んでも飽きない。故中村紘子さんも興味深いエッセイをお書きになったけれど、著者はピアニストとして、ドビュッシー研究家として文筆家として一流である。Eテレ『ららら、クラシック』という番組を通してしか、青柳いづみこさんの演奏する姿を見ていないが、震えるような『月の光』であった。 2018/08/08

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