内容説明
北朝鮮政府やアルカイダに対処するということは、いわば凶悪犯罪者を相手にすることに似ている。なにも持たずに「仲良くしよう」「話し合おう」と善意だけで呼びかけても、凶悪犯相手には効果は期待できない。こうした凶悪犯たちの邪悪な動きを封じ、国民の安全を守るために、今こそ日本政府には“武器”が必要だ。今もっとも必要とされている武器―それが「インテリジェンス」にほかならない。ところが、戦後60年以上もの間、アメリカに自国の国防を委ねてきた日本国は、その肝心のインテリジェンスのしくみをきちんと作ってこなかった。だが、時代は変わり、日本が置かれている状況は変わった。日本もそろそろ、いや緊急に、独自のインテリジェンスを構築・整備する必要性に迫られている。
目次
第1章 防衛省・自衛隊のインテリジェンス
第2章 北朝鮮弾道ミサイル発射実験で迷走した「情報」
第3章 内閣衛星情報センターと情報収集衛星の実力
第4章 工作船事件の全「情報ルート」を検証する!
第5章 外務省「国際情報統括官組織」の能力とは
第6章 知られざる「外事警察」の実像
第7章 激震の公安調査庁
第8章 合同情報会議と内閣情報調査室
第9章 その他の情報機関
終章 日本のインテリジェンス能力
著者等紹介
黒井文太郎[クロイブンタロウ]
1963年、福島県いわき市に生まれる。月刊『軍事研究』記者などを経て、『ワールド・インテリジェンス』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- ふれ愛交差点 人気料理家のとっておきレ…
-
- 電子書籍
- 年下男子・シェアハウス フラワーコミッ…