内容説明
生きる苦しさに負けそうなとき沁み渡る教え。一人で背負い込まないで―ページを繰るごとに煩悩、執着から自由になる心の瞑想。スピリチュアル仏教。
目次
第1章 見えないものへの感受性―家庭の価値
第2章 家庭でできる小坊主修行―「子ども時代」の意味
第3章 傷ついてもいい、弱くてもいいんだよ―青年期の苦悩
第4章 人生の水先案内人を探す―働き盛りの葛藤
第5章 人生に定年はない―林住期を生きる
終章 「執着」を手放すとき
著者等紹介
大下大圓[オオシタダイエン]
1954年、岐阜県に生まれる。飛騨千光寺住職。高野山大学客員教授。和歌山県立医科大学非常勤講師。12歳で出家し、高野山で阿闍梨位を取得後、スリランカへ留学し得度修行をする。帰国後、飛騨を拠点に「いのち」のボランティアネットワーク活動を開始し、臨床活動、NPO、まちづくり、ホスピス運動を展開する。円空仏で知られる千光寺では「こころの研修」を手がけ、医療、福祉、教育におけるスピリチュアル・ケアを探究している。また、高山市内のクリニックで、医療チームの一員として患者や家族の精神的ケアにあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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月華
2
図書館 住職の精力的な活動はすごいと思います。住職の著書を読むたびに、千光寺を訪れてみたくなります。2017/07/02
ispanoman
1
仏教に関心のない人にもお勧めの人生読本になりえます。縁生(えにし)の力という表現が自分にはキーワードとなって心に残りました。飛騨千光寺のhpにも早速アクセスしましたので、いつか訪問したいと思います。スピリッチュアルなものに閉口する人には未だお勧めできない一冊でもあります。2014/05/09
tetuneco
1
つっぱらずに時には仏教の世界もいいな2008/08/23
三上 直樹
0
仏教にまつわる本を渉猟して、今回は真言宗で地域に開かれた活動を続けている大谷阿闍梨による生き方論。平明にまとめられていますが、スピリチュアルという語が多用されるのでは、仏教の真髄にはたどりつかない教えと考えるべきでしょう。2017/08/18