内容説明
ご飯、ライス、めし、三つの言葉どう違う?「食う」と「食べる」の語源は同じ?「ウナギ文」とは?美味しい日本語の不思議。
目次
第1章 「米」をめぐる言葉の不思議
第2章 日本語は世界の変わり者
第3章 日本語の海を泳ぐ魚たち
第4章 決まり文句の功罪
第5章 地名と食べもの
第6章 食べものとことわざ
第7章 「食べる日本語」の勘どころ
著者等紹介
塩田丸男[シオダマルオ]
1924年、山口県に生まれる。作家・評論家。読売新聞社出版局などを経て、著述業へ。軽妙なエッセイやテレビ出演などで人気を呼び、テレビ朝日のニュース解説者としても活躍した。1983年、「臆病者の空」「死なない鼠」で第89回直木賞候補となる。1992年、日本ジャーナリスト大賞受賞。食をはじめとして、幅広い分野で評論活動を行っている。「安具楽俳句会」を主宰し、『サンデー毎日』俳句欄の選者も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nyanlay
0
食についてのうんちくかな?と思って手に取ったのですが、違う意味で面白く読ませて頂きました。著者が作ったいろはかるたがわかりやすく、かつ面白かったです。日本語ってやっぱり奥が深いですね。2012/10/25
いずみ
0
背表紙の目次にはうなぎ文やらら抜き言葉やら書いてあったけど、それらについてを延々語るわけではなく、その辺の説明はあくまでさらっと分かりやすく。それよりも食べ物にまつわる色々な語・慣用句等の話が多めで読みやすい。2010/08/06
志村真幸
0
著者は新聞記者からエッセイやテレビ業界で活躍した人物。 本書は、食べること/食べものにまつわる日本語を、いろいろな角度から見直してみようとしたもの。川魚は「山海の珍味」にふくめていいのか、「ら抜き言葉」がいつからあるのか、みずみずしい野菜を「青物」と呼ぶ理由、食べものの登場する諺などなど。 軽く読めて勉強になる一冊だ。 ただし、裏取りは甘くて、憶測も多く、完全に信用すると危ないかも。また、ひとりよがりな箇所が目に付く。もう80歳を過ぎての著作というから、仕方ないか……。 2023/08/25