講談社+α新書
「名将」「愚将」大逆転の太平洋戦史

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062723299
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0221

内容説明

天皇のために生き恥を晒した大将とは誰か!?山本五十六の優柔不断が生んだ甚大な犠牲等、初めて明かされた指導者たちの「真の功罪」。

目次

第1章 天皇のための生き恥―東条英機
第2章 曖昧という名の大罪―山本五十六
第3章 天才軍略家が招いたクーデター―石原莞爾
第4章 特攻隊員の後を追った猛将―大西滝治郎
第5章 死をもって本土決戦を回避した古武士―阿南惟幾
第6章 欧米本位を排した貴族のプライド―近衛文麿
第7章 日米戦争・序幕と終幕の主役―東郷茂徳
第8章 清濁あわせ呑まなかった海軍次官―井上成美

著者等紹介

新井喜美夫[アライキミオ]
1927年、東京都に生まれる。太平洋学会理事長。東京大学卒業後に、明治生命に入社。1961年に東急グループの総帥五島昇氏にスカウトされ、東急エージェンシーに入社。1986年、東急総合研究所所長。1993年、東急エージェンシー社長。1999年、同社会長。2000年退社
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

19
結論ありきではないように感じましたので、よかったです。私自身の考えとは異なる部分はありましたが、人間性を重視しつつ各人の業績をコンパクトにまとめていると思いました。2024/08/01

Humbaba

12
歴史は,実際に起ったことの一面しか捉えることはできない.特に,近い歴史であればあるほど,結果に注目され,過程やなぜそのような決断を下したのかという理由は置き去りにされがちである.当時を知る人間が少なくなり,感情ではない批評ができる様になったからこそ,もう一度太平洋戦史を考察する事は意味があるだろう.2011/06/28

桑畑みの吉

3
東条英樹、山本五十六、石原莞爾、大西滝治郎、阿南惟幾、近衛文麿、東郷茂徳、井上成美…この8人と関連人物の経歴や功罪を分かり易い文章で紹介している。太平洋戦争史に詳しくない人向けのレベルかもしれない。著者は書名にある様な各人を「名将」「愚将」という二極にはカテゴリー化していない。また本書では東条の業績は↑、山本の業績は↓としている。従来とは「逆転の発想」を提議して、読者に再度の評価や判断をしてもらうのが本書のスタンスであるようだ。2020/10/15

鐵太郎

3
太平洋戦争、大逆転、と言う言葉で連想するものが、例の仮装戦記類ですかね。 日本軍は優秀で優れた秘密兵器があったのだから、あのときああすれば大逆転ができたはずだ、というヤツ。これらはなんと言いますか、軍ヲタの通過儀礼のようなものでして、皆が一度はくぐる門ですね。 さてこの本は、違います。軍人のみならず、あのときに鍵になる立場にいた人びとの姿を描き直し、新しい光を当てて再評価してみたら「大逆転」になったよ、と言うような本です。こういう視点は、好きですねぇ。2005/10/02

レコバ

1
何人か存じ上げない人がいて興味深かった2016/07/26

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