内容説明
「隠れ脳梗塞」は、いわば皮膚のシワやシミのようなもので、加齢によって誰にでも起こりうる脳の老化現象です。四〇代では三人に一人、五十代では二人に一人、そして六〇代ではなんと八割以上に「隠れ脳梗塞」が起きています。一見、元気そうに見える人でも、小さな脳梗塞が起きていることが意外に多いのです。本書は、自覚症状がほとんどなく見落としがちな「隠れ脳梗塞」を自分で早期に発見し、本格的な脳梗塞、ひいてはボケを予防することをテーマにしています。本書では、簡単なゲームや体操などを楽しみながら、脳梗塞の予防と改善を行うプログラムを組みました。順を追って実践していただければ、一〇〇歳までボケずに元気に暮らせるでしょう。
目次
はじめに―五〇代では二人に一人
第1章 「隠れ脳梗塞」とは何か
第2章 「隠れ脳梗塞」の見つけ方
第3章 「隠れ脳梗塞」の治し方
第4章 もしも家族が倒れたら
おわりに―早い段階での発見が重要
著者等紹介
真田祥一[サナダショウイチ]
1944年、東京都に生まれる。1968年、東京慈恵会医科大学を卒業。医学博士。大森赤十字病院脳神経外科部長のとき、国際赤十字カンボジア難民救済活動医として出向。その後、中国のタクラマカン砂漠でも医療活動を行う。1996年、真田クリニックを開業。脳ドックなどの最先端医療を精力的に進めるかたわら、説明のわかりやすい解説者として、「おもいッきりテレビ」「発掘!あるある大事典2」「スパスパ人間学!」などのテレビ番組に出演
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。