Mystery land
ほうかご探偵隊

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 345p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062705745
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

僕のクラスで連続消失事件が発生。僕は四番目の被害者に!といっても、なくなったのはもう授業でも使わないたて笛の一部。なぜこんなものが!?棟方くんの絵、ニワトリ、巨大な招き猫型募金箱、そしてたて笛が一日おきに姿を消すという奇妙な事件が五年三組にだけ起こっている。ニワトリなんか密室からの消失だ。この不可思議な事件を解決してみないかと江戸川乱歩好きの龍之介くんに誘われ、僕らは探偵活動を始めることにした。僕がちょっと気になっている女子も加わり事件を調べていくのだが…。そこにニワトリ惨殺目撃証言が!町内で起きた宝石泥棒との関連は?龍之介くんの名推理がすべてを明らかにする。

著者等紹介

倉知淳[クラチジュン]
1962年生まれ。静岡県出身。日本大学芸術学部演劇学科卒。94年、『日曜の夜は出たくない』で東京創元社からデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

69
いろんな物が消えていく日常の謎系のお話。ミステリーランドらしい小学生が主人公でみんなよかった。2013/09/21

へくとぱすかる

57
ミステリとしての出来がよい。ラスト近くを読むと、これは「後期クイーン問題」にも関係がありそうだ、と思える個所も。探偵とは? ミステリとは? という微妙な関係を感じさせます(323ページ付近)。本作は無理なく、きちんと子どもの世界でのミステリを成立させた、という典型的な作品でしょう。もちろん「人の死なない小説」です。ミステリーランドのシリーズ作に対して低い評価をされる方もおられますが、子どもが読んでよかったかどうか、なわけで、大人の読者の立場から評価をするのは、本来の目的や読まれ方とは違うんじゃないかなあ。2015/01/10

したっぱ店員

43
著者のファンなので、子供向けか・・と思ったが手に取る。キャラも謎ときもしっかりしてて、なんのなんの、大人でも充分楽しめる面白さ。子供の時からレベル高いミステリが読める今の子達がほんとに羨ましい限り。このシリーズは装丁も凝っててイラストも可愛くて好き。最後に倉知さん、「冷蔵庫がカラになるまで仕事しない」なんて言わないでもっと書いてくださいませ2015/03/30

たか

34
ミステリランドシリーズ。小学校の中で起こる人が死なないミステリ。子ども向きではあるが、レッドへリンクやどんでん返しもあり大人も十分楽しめる。C評価2017/12/17

そうたそ

33
★★★☆☆ 「ミステリーランド」での作品。なんとも倉知さんらしい一作。印象としては、「ミステリーランド」の趣旨に極々素直に従って書かれたというような一作。そのため意外性もない内容だが、ストレートに面白い作品となっている。とはいえ、内容は倉知さんのユーモアが全開で、更にはいつものほんわか感が本作でも満載である。コミカルな絵がまた倉知さんの作品の雰囲気によく合っていると思う。軽い読み口でスラスラと読めるにもかかわらず謎解きはしっかりとしている、というのはさすが倉知さんだ。まさに大人も子供も楽しめるミステリ。2014/01/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/496244
  • ご注意事項

最近チェックした商品