内容説明
田中芳樹が幸田露伴の名作『運命』を翻案。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュンジュン
2
若者向けなのでサクサク読める、明の永楽帝時代。数奇な運命すぎて、ついウィキペディアで「建文帝」を検索してしまった。2017/10/10
フゥドゥ
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まあ、実際には死んだという説もあり幸田露半も田中芳樹も、これはあくまで「小説」として書いているとは思いますけどね。 即位そのものが「なかった事」になっているのは、弘文天皇の例のようで有りそうな事よと思います。 (大友皇子の墓って、何カ所もあるしね) 歴史の一側面を学ぶための作品としては、平易で読みやすい文体ですね。 もともと、田中芳樹は児童文学的なイメージで書き上げているような印象を受けますね。 (そういうシリーズから出ているから当然なのかもしれないが) 2010/07/10
チタカアオイ
0
【図書館】2010/08/29
セイ
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田中芳樹先生の文体で書かれた「運命 二人の皇帝」。どこまでも田中先生の語り口で、とっってもわかりやすい!! 幸田露伴の書き出しが「世おのづから数(運命)というもの有りや。有りといへば有るが如く、無しと為せば無きにも似たり」ではじまると書かれていると紹介されていたが、おかげで絶対原典は読めないなと確信したので、田中先生が噛み砕いてくれてほんと大正解。大感謝。2025/02/13