内容説明
美し国、日本。風景写真の第一人者が出合いの瞬間を心写した代表作のすべて!!新雪期のまだ秋の名残りがある頃に降る雪から、厳冬期の冴え冴えとした雪景色。春に向かう終雪期の、日差しや雪質の変化で楽しめる面白い雪景色など、雪という日常の中での、非日常の発見。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
5
「前田真三写真美術館」シリーズ6。丘の冬。白一面の世界の中の陰影は、さまざまな色を見せる。影ひとつ、みな違う色で昏く、蒼く、銀に、金に。芽吹きをじっと待つ木々の逞しさを思う。2019/03/12
Koki Miyachi
1
写真家前田真三の集大成「前田真三写真美術館」の第6巻「丘の冬」。美瑛の冬は色彩豊かな秋から急に様相が変化する。雪の白と木々やシルエットの黒、そして空の色の風景。その上に太陽の光や自然の移ろいが生み出す豊かな色彩がその上にオーバーレイされる。同じ美瑛というキャンバスの上に全く異なる手法で風景が描かれるのだ。彼は語る。「とにかくよく見、よく撮ること。風景写真の場合は、これに尽きるのではないかと思う。」その姿勢を貫くことで積み上げられた写真が、この素晴らしい写真集に結実している。2012/11/17
ゆらぎ
0
★★★ 雪景色が大好き2012/07/08