YA!ENTERTAINMENT<br> ひとりぼっちの教室―YA!アンソロジー

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ひとりぼっちの教室―YA!アンソロジー

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062695152
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

友達なんかいない! 「泣いちゃいそうだよ」の小林深雪と、講談社児童文学新人賞受賞作家が紡ぐアンソロジー! 絵・牧村久実「もし、今日、わたしが、死んだら、明日、泣いてくれる人間は、このクラスに何人いるんだろう? 一人もいないかもね。」(小林深雪『友達なんていない!』本文より)

YA!アンソロジー第7弾。
「いじめ」をテーマに、加害者、被害者、傍観者の立場だけに終わらない、リアルな学園ドラマを届けます。

・小林深雪『友達なんかいない』
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YA!アンソロジー『秘密』『約束』『14歳』に登場した区立四葉中学校の秋元穂花が主人公。いじめっ子の穂花が、今度は、クラスで仲間はずれになってしまう。かわいくて人気者で自信があり、今までは、なんでも自分の思い通りにしてきた穂花。しかし、だんだん見た目のかわいさだけでは、人の心を動かせなくなっていることに気がついていく。そんなとき、声をかけてくれたのは、自分がいじめてきた久保田千湖だった。

・戸森しるこ『これは加部慎太郎に送る手紙』
顔にあるアザのせいで、深刻ないじめにあっている月森直。いじめることをやめられない遊佐資。正義感の強い加部慎太郎。その親友のぼく。変えられない、変わらないと思っていたその関係性は、意外なかたちでくずれる。

・吉田桃子『転生☆少女』
「どうせ私なんて」という言葉を口に出してしまうと中2に戻ってしまう主人公が、経験の豊かさを活かして、いじめを克服していく、という学校の文芸誌に載っていた作品によって、多くの生徒が救われていく。

・栗沢まり『イッチダンケツ』
体ばかり大きく、気が弱くて勉強のできない村瀬風人は、英語の先生に目をつけられ、いじめられる。クラスでも孤立するなか、声をかけてきたのは同じく孤立している「宮田君」だった。高飛車な物言いに、反感を覚える主人公だったが、長縄大会を通じて、彼が孤立している本当の理由を知る。

友達なんかいない 小林深雪
これは加部慎太郎に送る手紙 戸森しるこ
転生☆少女 吉田桃子
イッチダンケツ 栗沢まり


小林 深雪[コバヤシ ミユキ]
著・文・その他

戸森 しるこ[トモリ シルコ]
著・文・その他

吉田 桃子[ヨシダ モモコ]
著・文・その他

栗沢 まり[クリサワ マリ]
著・文・その他

牧村 久実[マキムラ クミ]
著・文・その他

内容説明

友達なんかいない―。ひとりぼっちの「今」を生きる、主人公たちを描いたアンソロジー。

著者等紹介

小林深雪[コバヤシミユキ]
埼玉県出身。武蔵野美術大学卒業。ライター、編集者を経て作家に。講談社青い鳥文庫などに100冊以上の著書があり、10代の少女を中心に人気を集める。漫画原作も多数手がけ、『キッチンのお姫さま』で、第30回講談社漫画賞を受賞

戸森しるこ[トモリシルコ]
『ぼくたちのリアル』で第56回講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。同作で児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞

吉田桃子[ヨシダモモコ]
日本児童教育専門学校絵本童話科卒業。第32回福島正実記念SF童話賞で佳作を受賞。第2回小学館ジュニア文庫小説賞で金賞を受賞し、デビュー。『ラブリィ!』で第57回講談社児童文学新人賞を受賞

栗沢まり[クリサワマリ]
都留文科大学卒業。公立中学校で国語教諭として勤務後、塾講師、学習支援塾スタディアドバイザーなどを経験。『15歳、ぬけがら』で第57回講談社児童文学新人賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

43
中学校でのイジメを題材にした4編。親や教師が何も知らないことが怖ろしい。中学校に限らず何処にいても「自分の居場所がある」「わかってくれている人が一人はいる」って救いなのだな。何度も中学生に戻ってしまう転生☆少女が面白かったです。大人になってみると、若かった頃に悩んでいたことが嘘のように思えるもの。その頃に戻って、あの頃の自分を励ましてあげたくなること何度もあるので、嬉しくなってしまいました。2018/05/01

わむう

27
有名作家さんたちが「いじめ」をテーマにYA向けに書いた小説集。中学校特有の人間関係の閉塞感を思い出しました。2021/03/18

スノーマン

22
戸森しるこを読みたくて。カベシンの話良かった!でも他の三編も、読みやすく軽い文章ながらも深く考えてしまう。中学生という狭い人間関係の中で起こる色々なこと。大人になった今から見れば些細なようで、当時は心のほぼど真ん中が毎日の学校生活。だからこそ、苦しいときにほんの一言で救われたりも出来る。中1ほやほや息子も内容が面白かったのか、男子が主人公の二編を音読してました笑。お前、そういうことするとクラスで浮くよ。。2019/04/27

白雪ちょこ

13
「いじめ」がテーマとされている、短編集全4話。 いじめにも様々なシチュエーションがあり、いじめていた側が、今度はいじめられる側に。誤解。そして教師から、などなど。 どんな理由であろうと、いじめにこれといった原因は見つからない。 胸が締め付けられるような描写も多く、特に第3話の女子3人の典型的なやり口を、小説で仕返すというやり方にスカッとした。 ただ加害者は、被害者を傷つけ快楽を得る最低な【殺人鬼】になり得るということを、小社会である学校で暮らす中高生に、ぜひ読んでいただきたい。2022/08/09

唯吹ʚ🌸ɞ  @中学受験終 @流行りについていけるか心配

11
これは有名な小林深雪さんの本だったので読みました。 いじめのことについて深く知れました。2024/04/28

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