ＹＡ！ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴ 都会（まち）のトム＆ソーヤ〈９〉前夜祭（イブ） 内人ｓｉｄｅ

はやみね かおる【著】/にし けいこ【絵】

講談社（2011/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 258p／高さ 19cm
• 商品コード 9784062694506
• NDC分類 K913
• Cコード C8093

出版社内容情報

中学校の職場体験学習。内人はあこがれの美晴と町立図書館へ。コンビニを任された創也は、売り上げアップのため水鉄砲大会を企画する　頭脳明晰で、巨大な竜王グループの御曹司、竜王創也。
　塾通いに追われるフツウの中学生だが、サバイバル能力だけは人並み外れている内藤内人。
　二人の中学生が、都会（まち）を舞台に、究極のゲームづくりをめざして冒険を繰り広げる「都会のトム＆ソーヤ」は、累計90万部を突破した人気シリーズ！　

　９巻の舞台は、中学校の職場体験学習。
　内人は念願かなって、あこがれの堀越美晴といっしょに、町立図書館に行く。
　図書館の書庫で、ある不思議な現象が……。
　一方、創也は、竜王グループが経営するコンビニ「シャドウ」に行くことに。さびれたコンビニだが、自分の力で売り上げを伸ばそうと、中学校での水鉄砲サバイバルゲームを企画し、客を集めようとする。
　そんな中、中学校の近くで「魔物」の目撃情報が……。

　創也と内人のゲームづくりはひと休み、と思いきや、〈前夜祭（ＥＶＥ）〉から大騒ぎの予感だ！

ＯＰＥＮＩＮＧ　銀河鉄道のＮＩＧＨＴ
職場体験学習における青春の光と影について　?内人編?
　01　事前準備
　02　創也の場合
　03　体験先は、どこだ？
　04　一日目　午前
　05　一日目　午後
　06　ＡＦＴＥＲ　ＦＩＶＥ
　07　砦　?戦士の休息?
　08　二日目
　09　ＡＦＴＥＲ　ＦＩＶＥ　２
おまけの一　矢吹の知らない世界
おまけの二　卓也の知らない世界
アダルト・トム＆ソーヤ
ＥＮＤＩＮＧ　わたしを散歩につれださないで
あとがき
作品リスト


はやみね かおる［ハヤミネ カオル］
著・文・その他

にし けいこ［ニシ ケイコ］
著・文・その他

内容説明

中学校の職場体験学習。内人は念願かなって、美晴といっしょに町立図書館へ。一方、コンビニを任された創也は、売り上げを伸ばすために水鉄砲サバイバルゲームを企画。“前夜祭”から、熱くなりそうだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[hirune]

【Audible】図書館の職場体験なら行ってみたいかも＾＾しかしこの図書館、たった2日間だけの中学生をこき使い過ぎでは？でも楽しそうだな。次巻は創也編、コンビニの売り上げでライバル店を2日間で逆転するとか、既に中学生の職場体験の域を大きく超えてる^^;しかもそのための要はイベントのゲームで内人が優勝することって！創也はどんだけ内人を信用してるんだろう(@_@)築き上げてきた信頼関係は揺るぎないね。

2017/07/18

[ユメ]

創也と内人が今回挑むのは、中学校の職場体験学習。創也は、竜王グループから課せられたコンビニの売り上げを伸ばすというテストをクリアできるのか？内人は、堀越美晴と仲よくなれるのか？はやみねさんの手にかかれば、職場体験学習だって立派なサバイバルだ。恋に関しては空回り続きの内人には、肩を組んで励ましたくなるような無類の親しみやすさを感じる。そして、待望の「アダルト・トム＆ソーヤ」収録が嬉しい。息子たちにそっくりで、それでいてちょっぴりしんみりさせてくれる創と内記のささやかな冒険譚、創也と内人にも読んでほしいなあ。

2017/12/27

[絳楸蘭]

小室さんのような大人はいますねぇ。この人なんでこの職業選んだんだろう？何しに職場に来てるんだろう？っていう人が。まぁ、働く人とそうじゃない人がいてバランスがとれてるらしいけど…。職場体験学習が自分の時代にあったら、迷わず本屋を希望しただろうなぁ。

2014/05/26

[ピカ]

久しぶりに続きを読めた。やっぱりこの2人はいいコンビ。アダルト・トム＆ソーヤも好き。大人になってもこんな出会いがあるっていいな。学校でも、来年職場体験があるから、図書館で仕事したいなあ。あと、オープニングの銀河鉄道のごっちゃイメージは笑った。銀河鉄道の夜、読もうかなあ。続きも気になる、さりとて今までのシリーズも読み返したい。どうしよう……。

2013/12/23

[じょうき]

図書館本。ゲーム作りは小休止。内人の図書館での職場体験学習がメインの話だが、まだ前編。いろいろな謎が提示されるが、本書ではまだ解決されない。物語としての区切りは次巻に期待するとして、職場体験学習というのは面白い。おとなになって労働と向き合う前に、働くということを真剣に考えてみる機会となり、とても良い学習だと思う。不真面目で愚痴っぽいがどこか憎めない小室氏の人物造形は、こんな人いるよなぁと思う。続きが気になるが、読めるのは少し先になりそうで待ち遠しい。

2024/03/26