内容説明
重い腎臓病で死を覚悟した鬼六先生が、拒否から一転、人工透析を受けた途端に奇跡の復活。透析に通う病院で繰り広げる騒動を書き下ろした「生還した瘋癲老人」ほか、SM小説の第一人者が「将棋」や「性」にまつわる人々を愛情深く描いてきた珠玉エッセイを満載。
目次
第1部 序に代えて(生還した瘋癲老人)
第2部 鬼六面白談義(徹子の部屋;思い出の二人;将棋バカ;本物贋物 ほか)
第3部 鬼六侃々諤々(断筆宣言;ヘアヌード;マゾはインテリ;勃起小説 ほか)
著者等紹介
団鬼六[ダンオニロク]
1931年、滋賀県に生まれる。1955年、関西学院大学法学部を卒業後、上京。職を転々とするうち、1957年に「親子丼」で文藝春秋「オール讀物」新人杯に入選、作家修業に入る。酒場を経営したり教職に就いたりしたが、1960年代半ばから『花と蛇』(幻冬舎アウトロー文庫)が好評を博し、官能小説の第一人者に。1969年にピンク映画製作の「鬼プロ」を設立、SM誌を創刊するなどしたが、負債を抱え解散の憂き目に。1989年には断筆宣言し、雑誌「将棋ジャーナル」を買い取るが、1994年に経営悪化のため同誌は廃刊。借金返済と生活のため復筆宣言し、『真剣師 小池重明』(幻冬舎アウトロー文庫)などで執筆を再開した。将棋界にも精通し、腕前はアマ六段の実力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mawaji
4
大病を患いつつ生還した先達の言葉に耳を傾けるべく図書館から借りました。病院を転々として透析に至る第一部、とても興味深く読みました。「専門的な部分を除けばすべて素人くさい」「運命は些細な事から明暗を分ける」など、付箋貼りまくり。返却時に剥がし忘れて受付のお姉さんに「こんな本に何そんなに付箋貼ってんの」って目で見られないように気をつけよう。ツイッターで本人お勧めの「肉の顔役」も読んでみたいけど図書館においてないし、リクエストするのもいかがなものか悩ましい。とりあえず「死んででたまるか」はリクエストしよう。2010/12/23
ヤマダ キヨシ
0
☆☆☆2013/01/26
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